和のイメージの強い町、ここ人形町もあちらこちらでハロウィンの装い。。。番頭です。
小梅さんが帰国して以来の10日間、お陰様で茶荘は毎日忙しかったです。ありがたい事でござんす。
朝から晩までお客様にお茶をお出ししたり、商品の補充をしたり…こもりっきりの毎日を過ごしてたんで、昨日は少し早じまいさせていただきました。
日々人形町と南千住(日比谷線で15分ぐらいのところです)を往復して、日々同じ景色だけを見ていると知らず知らずのうちに目と心の両方が濁ってきます。なんぼ番頭が人形町大好きつってもやはりたまにはそれ以外の場所にも行かないと。つう事で普段敬して遠ざけている表参道なんておしゃれな場所に行ってきました。しかもワインバーですって。番頭ふぜいが。
なんでワインバーかというと、一番の原因は小梅さんです。最近白ワインを積極的に飲んでるんで。
なんで白ワイン飲むかというと、美味しいから…だけじゃなくて勉強の為もあります。もともとお酒を飲まない小梅さん、お付き合いも増えたのでビールとかは「嗜む程度」に飲みます。ただ、ワインは飲まず嫌いだったのですが、「何かこれはお茶に共通する部分が多いぞ」って事を思うようになったそうでして。特に白ワインは甘み、コク、深み等々の美味しさの要素が中国茶と似ているんだそうです。
何でもかんでも美味しく飲めるキングオブ味バカの番頭任せだと値段とかボトルの見た目で判断してしまうので、ゆんべはこういうちゃんとした(たぶん)お店でちゃんと(たぶん)お勧めいただいたのを飲んできました。
・・・「何で白ワインの勉強なのに赤が並んでるの?」という質問には一切お答えしかねますのでご了承下さいませ。
美味しいワインと、普段絶対食べないような料理(小梅さん初クレソン、等です)。よく考えたら味覚に関わる仕事をしているにしては小梅さんも番頭もあまりに食のバリエーションが乏しいです。
良いリセットになり、良い勉強になりました。。。ビンボーなんでそうそうしょっちゅうは出来ないすけど。
小梅さんの味覚に対して、番頭は読み書きを少しちゃんと勉強せにゃならんな、と日々感じてます。文語とか丁寧語などが出来ないのは仕方ないとしても…仕方なくはないですが…もう少し言葉に説得力を持たせないといけないなあ、と思います。これはここでの日々の駄文もそうですし、茶荘にお越しのお客様に対しての茶葉や茶器の説明をする時もそうです。
上の画像は昨日読み終わった本です。 メディア、という番頭には全く関わりの無いジャンルの話です。こんだけ無関係な話をこんだけ無知な番頭に読ませてしまう技量というものにまず感心しました。書きたい事を書きつつ、読ませる事を意識した構成と文章。プロってすっげえなあ、と脱帽しました。
オレは一体何かのプロなのか?と自分のアイデンティティが少し揺らいだ気もします。
少しいつもと違う事を考え、いつもと違うものを自分達の中に取り込みました。
今日からまたいつもと同じ淡々とした日々の始まりです。変えないものは変えない。ちょっとカッコつけて言うとそんな感じでしょうかねえ。