明日(3日/祝)は10時より5時まで営業いたします。
【祝日】で【大安】で【戌の日】、です。えらいこっちゃあ。
美味しいドイツパンのタンネさんに紅玉のタルト(あれパイだっけ?)が並んでいました。
朝、ちょいと茶の木神社に立ち寄ったら、茶の木さまのお茶の木が花をつけていました。
「もうそんな季節なんですねえ」と感慨にふける真似をしようとしたんですが、よく考えたら紅玉も茶花もいつが盛りなのか知らない番頭です。それじゃ季節感なんか出ないって。
冒頭でお知らせしましたように、明日は文化の日で大安で戌の日です。三拍子揃う事は年に何回も無いので、水天宮さま及びその周辺のお店さんはごったがえす事間違いなしです。
小梅茶荘が忙しくなるか、これは紙の味噌汁…いや、神のみぞ知る、です。
商売つうのは不思議なもので、人形町の町というのもこれまた不思議な町です。「何で今日はこんなに人が多いんだ?」という原因不明の日がたまぁにあります。今日がそうなんですけど。
反対に「今日忙しくならんでどーすんだよ!」って天を仰ぎたくなる時も。。。主に番頭が留守番してる時ですけど。
実は昨日の午後がそんな感じでした。小梅さんが他出してる間、何かエアポケットのような時間が出来てしまいました。 ヒマなもんで(本当はやんなきゃいけない事いっぱいあるんすが)普段は見向きもしないサンプル棚を眺めてました、ぼーっと。で、ふと目に入ったのが「2011 祝 白牡丹」と書かれた袋。祝=武夷山の茶農の先生なので、白牡丹=岩茶の品種、つう事になります。
不勉強な番頭でも、白牡丹という岩茶の品種の名前は聞いた事があります。同じく、白牡丹という名前は白茶の有名な品種にもある事ぐらいも。
でも、今年小梅さんの仕入れたお茶の中にはこの白牡丹はありません。
何でかな?とまずは飲んでみました。
焙煎は軽め、でもその分少し発酵が強めにしてあるのかな、という感じの仕上がりです。クセも無く、飲みやすいお茶でした。
でも、何煎か飲んでいるうちに、小梅さんがこのお茶を選ばなかった理由が朧気ながらわかりました。
「買いたいお茶」でも「買わなければいけないお茶」でもないんです、はっきり言ってしまうと。「買ってもいいかな」というお茶、或いは「買っちゃいけないお茶ではないかな」というぐらいが精一杯のお茶。
相変わらず否定語が苦手でアレですけど、選ばない理由が「選ぶ理由がない」という、なんともそのまんまの、ある意味素直で判りやすいお茶です。
いえ、もしかして小梅さんが買わなかった理由は他にあるかもしれませんのですよ。例えば値段が高かったからとか、人気があって売り切れてただけとか。でも、このお茶を自分で飲んでみての感想、茶葉を見つけた時のWhy?に対するBecause...という自問自答は一応ケリがつきました。
お茶はやっぱ飲んでみないとわからんですね。番頭の場合は飲んでもわからん時が多々あるますが。
判るWhyはほんの少し。
で、毎日は答えの出ないWhy でいっぱいです。
今日の大賑わいのWhyは判らずじまい。明日がどうなるかも明日になってみないと判りません。
商いは飽きない、いえダジャレじゃなくてホントに。