明日(23日/祝)は10時より4時まで営業いたします。
番頭です。どうもどうも。
今朝早く、小梅さんは広州へと旅だっていきました。本日より29日までの8日間、展示会への参加を軸にしたお茶の旅。本年最後、と小梅さんは言っていました。今日茶荘にお越しいただくと、唾でベトベトになった眉の番頭がご覧いただけます。。。もう信じるモンですか。
留守の間、喉が渇いた時に…と小梅さんが教えてくれたのが蓋碗を使った「ちゃちゃっと飲み」の方法です。ちゃんとした量と時間でキッチリ飲む時間が無い時、あるいはそんな気分じゃない時の簡単な飲み方です。野戦食、みたいなモンでしょうか。
今回は小梅さんが持ち帰った台湾茶「佛手」を使ってみました。使う茶壺や蓋碗のサイズにもよりますが、通常試飲で使うのは4〜5グラム。評茶の場合は、長い時間置く事もあり3グラム(時間は6分)の事が多いです。
今回はほんのこんぐらい。何グラムつうより、何粒と数えたほうが良いぐらいの少量です。その数粒を蓋碗に落としてお湯を注ぎます。それにしても、淹れようとしてる本人が不安になりそうなぐらいの量です。半球状の台湾茶は、見た目より実際の葉は多いんですが、それが判っていてさえ明らかに少なそうです。
で、お湯を注いで蓋をします。ビジネスホテルとかだと、よくお煎茶のティーバッグと一緒に蓋付きの湯呑みが備え付けられてます。そんな湯呑みがあればこのお茶数粒でこれと同じ事が出来ます。その場合、湯呑みを蓋碗がわりに使うので、お茶は同じく備え付けてあるグラスなりマグカップに移せばオッケーです。。。って皆さんのお泊まりになるホテルはそんな簡単なビジネスホテルではないかもしんないですが。
佛手、葉が大きいです。火が入っているのでこのぐらいの量の葉でも香ばしさが感じられ、また甘みもしっかりと出ます。ただ、やはり煎は続きません。それと圧倒的に深みが足りません。
ゆっくりと味わいながら茶を喫する、という時には物足りない飲み方ですが「白湯じゃちょっとなあ…」とか「美味しいお茶がちょっとだけ飲みたい」って時には適した、なかなか合理的な飲み方だと思います。
美味しかったです。さっぱりしていて。これはあまりどっしりしたお茶には向いていないかもしれないすね、まだ試してませんけど。