番頭でござい。
良いお天気です。桜も満開、ポカポカ陽気。
近所の幼稚園も今日が入園式で、お昼過ぎから元気の良いルーキー達があちこちで聞こえてきます。
これぞ春!つう感じの午後になりました。
桜、といえば桜餅。というベタな連想ゲームのようなテーマに沿って、ちょいといくつか桜餅を買ってきました。
最初のこちらは久松町(住所は日本橋富沢町す)の横丁にある「三廼家さん」。昔ながらの和菓子屋さんで、お店の横に甘味処がくっついていて、自家製の羊羹や上用饅頭がある、そんなお店です。お祝い事にご近所さんはこちらのお赤飯を使ったりします。町のお菓子屋さんです。小ぶりで細長い桜餅を、上下二枚の桜の葉で包んでいます。ガブリと食べると塩気のやや強い葉から佳い香りが鼻に抜けます。
こちらは大門通りと金座通りの角あたり、人形町交差点からほど近い「縫月堂」さんのです。こちらも老舗の和菓子屋さんです。チェーンではなく、もちろん大資本が入っているわけではありませんが、地元のお客様にしっかりと愛されているお店さんです。人形町はこういうお店がちゃんと商いできる所が素敵です。こちらは上品に一枚をぐるりと巻いたタイプです。
茶荘からは一番近い「銀座 あけぼの」さん。老舗でありかつデパートにも入っている有名どころです。一個ずつパッケージに入っています。
桜餅はそろそろ時期が終わりのようです。
三廼家さんは来週から、縫月堂さんとあけぼのさんは既に柏餅を並べています。桜餅は後一週間ぐらい、との事です。今年は丁度桜が散る頃まで、という事になりそうっすね。
桜餅ファンの方はお早めにどうぞ。
番外編、というかこちらは人形町界隈のお店のものではありません。
お客様にお持ちいただいた浅草亀十の桜餅です。亀十、というと知らぬ人がいないほど有名などら焼きの名店で、いつも列が出来ているような人気店です。番頭も亀十=ドラ、というイメージしかなく、桜餅は始めてです。上品で、でも飾り気の無い素朴な味で美味しく頂戴しました。
人形町には他にも玉英堂さん、東海さん始め和菓子の人気店がいっぱいあります。鯛焼きの柳屋さんや人形焼きの重盛さんという超有名店だけでなく、知る人ぞ知るお店がてんこ盛り。一つだけでも嫌な顔されたりしませんので、ちょこちょこ買い食いしつつの散歩もこの時期ならではの楽しみです。
…あったかいですし。