明日(12日/土曜)は10時より6時まで、明後日(13日/日曜)は10時より4時まで営業いたします。おんもの様子を見て少し遅くまで営業するかもしれません。夕刻以降のご来店をお考えのお客様はお気軽にお電話下さい。ええと。まずは司馬さんのファンの皆さまにお詫びしつつの金曜日。
昨日一昨日と、突発的な大雨とか強風に右往左往したGW明けの茶荘でございます。
そんな荒天の中、鹿谷の劉さんからの荷物が到着しました。配達の方、ずぶ濡れになりながら荷物をしっかり守っていただきありがとうございました。
届いたお茶はこれ。
「杉林渓龍鳳峡」という台湾のお茶です。漢字六文字なんでどう区切っていいのかわかりにくいかもしれません。「杉林渓」ってのがブランド名であり、産地の名前です。「龍鳳峡」ってのが、その中の特別な場所、です。ベタな例えですが「杉林渓」が『こしひかり』で「龍鳳峡」が『魚沼産』、ぐらいに考えておいてください。
送られてきた意図、とか果たして小梅さんのオーダーなのか、劉さんのご厚意なのかというのが判らなかったんですが、一つだけ言える事は「飲んでみんと何もわからん」つう事です。ま、飲んでも判らんもんは判らんのですけども。
なので飲んでみました。どのみち、外歩けないぐらいの集中豪雨でしたんで。
杉林渓、というのは産地の名前でもあり、台湾の高山茶の代表的なブランドでもあります。
阿里山、梨山、大烏嶺、といった日本でも名の通った高山茶と較べるとちょっと下に見られがちですが、台湾では押しも押されぬ大名跡です。
実を言うと、番頭も中国や台湾のお茶で一番最初に「びっくりした」のはこの杉林渓の新茶でした。あれからもう何年経つんかなあ(遠い目)。
ともあれ、そんな思い入れの強いお茶ですんで、そのぶんだけハードルも高いのは致し方ないのですが…この杉林渓は美味しいです。
高山茶らしく青々として柔らかそうな葉です。番頭が始めて飲み、美味さに悶絶した杉林渓はもうちょい発酵が進んでいてかつ火が入っていた記憶があるんですが、それでも他の典型的な高山茶と比較するといくぶん青さが控え目で味がしっかりしているように感じられます。凍頂と阿里山の中間、という感じでしょうか、ザックリ言ってしまうと。
飲みやすいお茶です。ひたすら飲んでいられるお茶、という表現はいささか褒めすぎでしょうか。
出来れば大荒れの天気の午後ではなく、爽やかな風が肌に心地よい、丁度今朝のようなこんな天気の日に飲むと一番美味しいお茶、そんな気が致します。
もっとも、今みたいな天気なら、どんなお茶飲んでも美味しいんですけどね、へへへ。
くだらないダジャレは韓信せんな。