午後3時30分。小梅さんを乗せた広州行きの飛行機が離陸する時間です。
土曜遅く、大雨の中帰ってきて、忙しく日曜と昨日を過ごし、またあっという間にでかけていきました。
凍頂の今年の冬茶についてはもうちょっとしてからご報告致します。又聞きで不正確になってしまうといけないので。
茶畑に出て、葉の生育具合を確認するのも、製茶を手伝いながら出来上がりを推理するのも勿論大切ですが、お茶を選ぶ時(あるいは選ばない時)、とにかく一番大切なのは「たくさん飲んでみる」事です。ものすごいベテランさんや、天才茶師の方はいざしらず、我々にとってほぼ唯一無二の方法ともいえるのがこれです。
お茶摘みの旅はその点、この「飲んでみる」には最適です。種類が豊富だというのもありますが、何しろ生産者という、そのお茶については知り尽くした人達と一緒に飲めるからです。疑問点があればすぐに聞けますし、色々な知識や意見を教えてくれる機会はそう滅多にある事ではありません。これは武夷山の岩茶も同様ですが。
飲む茶葉も色々。飲む場所も、淹れ方も様々です。
定時連絡やら業務連絡で時々現地の小梅さんに電話すると、とんでもない早朝にホームステイの自分の部屋で、あるいは深夜に製茶の合間を縫って茶農さん達と…という具合にかなりの確率で「お茶飲んでますう」という返事。どんだけ飲んでるんだろう?とちょっと怖くなる時もあります。
好きなだけじゃ出来ませんが、まず好きじゃないと出来ないっすね。
帰国翌日もお昼前からさっそく試飲三昧。すごい種類のサンプルを持ち帰ったので「今度は貴妃茶3種類」「次は金萱3種類」…という具合に際限なく続いていきます。
「残りは広州から帰ったらじっくりやりますから、開けたり勝手に飲まないで下さいね」、って釘を刺されました。それでも飲んでも良いよ、ってお茶が何種類かありますんで、番頭も飲んで見ようと思います。
・・・明日からね。
お茶お茶お茶。 疲れないんすかね、それで。
お茶だけではないですぅ♪♪♪