ようし、今日はオチから始めちゃうぞう。。。起承転結が支離滅裂な番頭です。
広州の展示会でのお話。
小梅さんの友人にして、宜興の作陶家さん。お馴染み楊琴さんがコンテストで金奬を受賞しました。
何で獅子や虎じゃなくて羊なのか?という疑問を投げかけてみましたが、答えは返ってきませんでした。沈黙…羊だけに。
これが受賞作品なんですて。
「天地方圓提梁」という名前の茶壺と茶杯の組曲。天が方で地が圓なので、「天方地圓」なんじゃねえの、とも思いましたが、どうせ羊は答えてくれません。
ダイナミックな把手のフォルム。お茶を淹れるのに使いやすいかどうかというのは別にして、こんなのが茶盤の上にあったらおっかなくて、心拍数が急上昇しますな。
金奬、っつても特奬とかがもっと上にあったり、すごいいっぱい受賞者がいるんでしょ、ってちょっと思いました。
でも、どうやら金奬が一番上の賞で、どうも狭き門らしいです。
招待客やらVIPが招かれる展示会のレセプションの壇上でこんな感じに上がってました。司会者いるわ、大きなモニターあるわでもう。
あ、楊琴さんは中央にいる紅一点。「楊」さんが苗字で「琴」が名前です、念のため。
小梅さんたちとご飯食べてるところの画像なんかを見る限り、楊さんは気鋭の作陶家つうより、針金曲げて作った自作のブローチだのを駅前の路上に並べて売ってるおねえちゃんっぽいんですが、作陶中はさすがに顔つきが違います。
それにしても、楊さんが華奢なせいもあるんでしょうが、左右の作陶家さん達がやたらガタイが良いのが凄い面白いっすね。これじゃ楊さん影の番長にしか見えないすよ。
レセプション会場。ディナーパーティーの光景。何でこんな画像があるかというと、小梅さん&同行して下さったかたがたもお呼ばれしたからです。何かけっこうなオミヤも頂戴したとかしないとか。そのあたりはじっくり問い質そうと思います。時間がある時にでも。
で、くだんの受賞作がその後どうなったかというとですね。
やっぱりお金持ちのお得意さんが速攻でお買い上げになったそうです。お値段は聞かぬが華っぽいのですけんど。
小梅さんは自分なりに選んだ作品をあれこれ手に入れました。今年初めに注文していた物や今回展示会で現物をじっくりと見て決めたものばかり。どれも楊さんの作陶家としてのセンスと、生真面目な物作りに対する姿勢が見てとれる物ばかり…っていうほどの目利きじゃない番頭が言うのも何ですねえ。
茶荘にひそりと並んでおりますんで、ご来店の際にご高覧下さい。
明日あたりからポツリポツリと画像でもご紹介致しますです。