少年老いやすく…番頭っす。
抱いた大志の重さでいつも前のめりになっている小梅さんは、幕張へ。
この時期恒例のFOODEXにお邪魔してきました。そーいった場所がもともと苦手な小梅さんにしては珍しく5年連続で見に行っています。去年なんざ、幕張一泊合宿ツアーでしたもの。広州の見本市と違って買い付けをしなくて良いぶん、それだけ視野を広げるチャンスではあります。
今年は親しくしていただいている方3人に帯同をお願いしました。小梅さんははい・いいえ・ありがとう、ぐらいしか英語が出来ません。その上未知なる食べ物や飲み物に対してもともと保守的な人なので、回りを固めて下さる人の存在は大変にありがたいです。ヨロヨロ前進する小梅さんを励ましつつ一緒に歩く3人。。。これで小梅さんが黄色いシャツ着てたら22時間経過したチャリティマラソン、ってな光景ですな。
小梅さん留守の間に番頭はまたぞろ秘密の棚をガサゴソ。
めっけ。取り出しましたるはこちらのお茶でございます。
宜興緑茶。これは確か楊さんからいただいた美味しいお茶だったと記憶しております。しめしめ。
宜興、といえばもちろん最初に頭に浮かぶのは茶壺ですが、同時に宜興工夫紅茶、という美味しい紅茶の産地でもあります。紅茶も↑の緑茶のように繊細な茶葉で作られたクセの無い味です。
緑茶は…ううむちょっと赤みが出てますねえ。
何度も書きましたが、小梅さんの秘密の棚は、あかたも「百舌のはやにえ」みたくなっている事があります。ええと、多分死語なのでウィキペディア先生かグーグル師に訊いて見て下さい。
岩茶とかプーアール茶は良いのですが、緑茶で時間が経っちゃったものはどうもいけません。ちゃんとチャック付きのアルミ袋に脱酸素剤と一緒に入れてあるので、保ちは良いほうだと思いますが、時間の経過はセイニチさんが誇るアルミ蒸着技術でも、天下の三菱ガス化学さんのエージレスを以てしても防ぎきる事は出来ないみたいです。
ともあれ、ちょいと残念なお茶になってしまいました。中国の方が下さるお茶というのは、ほんのお味見程度ですが…って言っても1斤(500グラム)ぐらいはあったりするので、どうしてもこうなりがちです。ましてや小梅さんの秘密の棚は、片付けの苦手な汚ドラえもんのポケットみたいな状態になってたりするので。いえ、それだけすごい種類と量のサンプルだという事なんですが。
そうは言ったものの、お茶そのものは柔らかくふわりと広がる緑茶の風味が楽しめる美味しいものでござんした。これが若い時ならどんなにか、と思うと返す返すも残念ではありますが。
温故知新。新しいものを探すのも、得たものを忘れない努力も大切ですな。
デジカメに残っていた数少ない画像の一番最後の一枚。
・・・やっぱ番頭も金曜日にお邪魔する事にしました。どうもね、小梅さんのツボはかなり番頭の求めているものと乖離が…ごにょごにょ。
学成り難し。