てやんでえ。
にわか江戸っ子、番頭です。
4年ぶりとなる神田明神さまのお祭り。人形町も大層な賑わいでございました。
小梅さん不在で留守番の為、番頭は担ぐほうには参加できませんでした。
その代わり、って訳ではございませんが、「接待」をさせていただきました。ま、簡単に言えば御神輿の休憩時にお茶やお菓子、お酒などをお出しする担当です。
お茶をお出ししました。。。って書いてしまうとすげえ当たり前の事のように思えてしまいますね。何しろお茶屋ですから。
↑こんなですよ、実際。 雨の初日は一人でてんてこまいでしたが、快晴の昨日はさすがに一人だと太刀打ちできなかったと思います。嬉しい事に事態を案じたお客さまが援軍に駆けつけて下さいました。大助かりです。
4年前の朧気な記憶から、大体30〜50人ぐらいだったよなあ、と計算しましたが、昨日は120ヶ用意した紙コップを使い切りました。 最後は皆さんに一本締めのお礼をいただき、御神輿はまたワッショイワッショイと町内に消えていきました。それにしても、凄い人数でした。4年ぶり、つうのもありましたが、やはり皆さん血が騒ぐようでして。
さて本題、というかお知らせでございます。心当たりの無い方には何のこっちゃやら、ですがお待ちの皆さまがいらっしゃいますので。
以下画像だらけになりますがご容赦下さい。
「ぶどうとリス」の烏泥。周さんの息子さんの作です。やっぱこうやって見ると独特の風合いですね。
赤み、というほどではありませんが、少しブラウンやグリーンが入っているかのような漆黒とはちがう面白い黒です。焼きの温度の関係で、同じ烏泥でも上がってくる色は様々です。
前回の烏泥は朱泥のものと較べると一回り以上大きかったですが、今回はコンパクトに作ってもらいました。朱泥とほぼ同一サイズです。育ったらどんな表情になるのか、楽しみな茶壺です。
方や朱泥。
・・・大盛りすね、周さん。大盤振る舞いなのか、ぶどうもリスもそのすごい立体的です。あまりに盛りがいいので前後方向に見るとアシンメトリーに見えるぐらいです。ただ、そのぶん絵柄はくっきりです。これだけ凹凸があると、育つ時に拭き取りづらい所が影のようになって、余計に立体感が出ると思います。これも育てて見るのが楽しみです。
ワッショイでバタバタしてたんで、ゆっくりと茶壺を眺めたり新しいお茶のサンプルの試飲をする時間が取れませんでした。時間があってもちゃんとやったかどうかは甚だ疑問ですが。今日からポツリポツリと片付けていこうかな、なんて考えてます。今日は街もびっくりするぐらい静かですし。
烏泥と朱泥。どちらも棚に並んでおりますので、手にとってご覧になりたい方は茶荘までどうぞ。