お天道様には勝てません。。。大弱り番頭っす。
タイトルの「キラーチューン」ってのは『一度聴いたら耳に残ったり、何か好きになってしまう曲』つう、音楽用語のこってす。ま、たぶん一度聴いただけでそうなるような破壊力のある曲はそうそうないとは思いますが、何度か聴いているうちに気がつくと鼻歌で歌っちゃったりする事ってありますね。「勝手にシンドバッド」なんてのがキラーチューンかもしれんすね。
小梅茶荘のキラーチューン、茶器部門はさしずめこの「ぶどうとリス」でしょうか。もともとは小梅さんのマイ茶壺なんですが、リクエストやお問い合わせが多かったので複数の作家さんにお願いして複製してもらったほどの人気っぷりです。もちろん、複製のものもとても出来が良く、それ故に人気は高いです。他にも人気のある形状の茶壺は少なからずありますが、「キラー茶壺」はこのぶどうとリスですね。
茶器・茶具部門では他にも「手の茶こし」ことスケキヨ、龍の子供なんかが一目惚れ率が高いように思われます。
言わずもがなですが、好みは十人十色ですんで、「そうそう、コレコレ!」って満場一致になるなんてえ事はございません。そんな事になったらお茶屋おまんまの食い上げになっちまいますんで。
「キラーチューン」ってのはあくまで「一目惚れ率が高い」、という事ですな。
「キラー茶葉」は…小梅茶荘現時点では「金観音」でしょうかねえ。「佛手」「貴妃茶」「鳳慶」…ファーストインパクトが強いお茶は他にもたくさんあります。「矮脚」「老叢」「肉桂」…じんわりクセになるお茶も。
ただ、強いて一つコレ、てえのを挙げるとすれば、番頭はこの金観音かな、と思います。小梅さんには異論があるでしょうけど。
とにかくいつ淹れてもどなたにお淹れしても、多少しくじったっぽい時でも、判りやすく金観音は金観音の特徴がちゃんと出てくれます。でもって、この金観音の特徴というのが判りやすいんです。。。あれ、何か日本語が判りにくいぞ。 ま、それだけ第一印象の良いお茶だと言えます。
「キラー○○」
お茶の世界に限らず、色んな分野でありそうですね。
煮込みとか。