ひさびさのおんも、番頭です。
ヤボ用中のヤボ用。下アゴに2本ほどビスを埋設してもらってきました。麻酔切れてちょっと痛いですが気のせいっす。
腕利きのドクのおかげでウンウンうなる事もないかわりにお茶を飲むのは今日は難しそうです。だからという訳ではないですが、茶壺のご紹介など。
茶荘内部の正面、入り口から一番みやすい位置に大きな珍品棚があります。いわばメインといえるこの位置を陣取る茶壺は時々入れ替わります。今日現在はこんな感じです。どちらかというと大作もの、連作もの、一点もの、という茶壺が多いですね。このレイアウトになる前は中国4大美人をそれぞれ描いた美人肩壺の4点が並んでましたっけ。
その中の一つ、「秋水」という茶壺です。典型的な梨地、よりは少しスムースで、でも表面の微妙な凹凸がどっしり感を与えている印象です。鮮やかな朱泥の場合、大きな茶壺だとどこか「軽さ」「薄さ」のような印象を与えます。小ぶりな茶壺の場合はそれが可愛らしさにつながるのですが、この秋水は250ccクラスなのですこしどっしりしたイメージも加えたほうが映えるんですな。
よく出来た茶壺、というか極めてオーソドックスな茶壺なのですが、小梅さんはこの茶壺がかなりお気に入りです。他にもこの秋水にロックオンされているお客さまもいらっしゃるので、やはり総合的に惹き付けられるタイプの茶壺なのでしょう。プーアールや岩茶、紅茶にも合いそうです。
作り手はお馴染み楊琴さん。楊さんの作る茶壺はどれも何か普通っぽいのにあまり見た事が無い、そんな「ボール一個分アウトコース」みたいなデザインが多いように感じます。
夕方ぐらいまでは口がうまく開かないので、今日お店にお越しのお客さまは番頭のへらず口を聞かずにすみますぞ。