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小ネタ、って書いちゃうと色々語弊がありそうっすね。
完成度も掘り下げ方も低い「茶壺各部位の名称」by番頭です。
そもそも、試験を受けるわけでもそのつもりも無いんで、部位の名称ってのは普段あんまりちゃんと使わないのですよ。お茶が出てくる筒状のパーツは「注ぎ口」ですし把子は「持つ所」、てな感じですね、話し言葉では。
そうはいっても一応ちゃんとした呼び名はございますんで、以下ご参考まで。
笑わないように。イラストレータとかフォトショップとかエクセル使って云々がとても苦手なんです。頭に入らない、という悲しい現実が齢50に近くなると実感できます。
では、順に。
1)把手;単に「把」とも呼びます。持ち手の事ですね。
2)紐(的、珠);フタを持ち上げるのに必要なツマミですね。番頭は「ぼっち」って呼んでいます。丸いものだけ
ではなく、色々な形状があるので名称の統一も難しいのではないでしょうか。
3)孔;「あな」ですね。「ぼっち」の形状により、必ずしも天井についているとは限りません。これはもう「フタの穴」
って呼べば誰も誤解しないぐらい明白な部位です。
4)座;フタとツマミの境界線。つまちツマミの立ち上がり部分ですね。丸いツマミの場合、同心円で小さくここ
が盛り上がっていたりしますが、まったく段差なく連続したカーブになっているものもあります。正直あまり話
題に上らない部位です。
5)蓋;フタですフタ。これは異論なくフタと呼ばれます。
6)嘴;上の方でも書きましたが要するに「注ぎ口」ですね。お茶の出口です。ここのデザインは好みが大きく
分かれる部位ですんで、「私は注ぎ口がこうなっているのが…」て言うより「嘴の好みはねえ…」って言った方
がカッコいいかもしれないっすね。
7)腹;胴体っすね。個人的には胴、とかボディとか本体、って言ったほうがしっくりきます。
8)肩;「美人肩」という伝統的な茶壺の形状があるんですが、その「肩」です。茶壺によってはここが1センチも
ないようなものもありますんで、同じくこの名称もあまり使う事がありません(番頭比)
9)流;なんかもう、言ってはなんですがこれはウィンダムかミクラス並みに使わない言葉っすねえ。嘴からツツっとお茶が流れる事があるので「流」なんでしょう。養壺する時も、使っているとどうしてもここに痕がつきま
す。いわゆる「お茶の道」ってヤツですね。
10)口;もう何をか言わんや。これは口以外に名付けようがないですね。
11)?; 申し訳ありません。この部位の名称は失念しました。よく調べて追記します。番頭は単純に
「はかま」と呼びます。
12)茶濾;「穴」「孔」、どちらでも良いと思います。「ゆるいハニカム」みたいに等間隔で小さいあなが配置されている多孔、一つのやや大きな穴があいている単孔がありますが、最近のものは多孔が圧倒的に多いです。
13)底;日本のお急須でいえば「糸底」ですね。これも名前は単純ですが出来不出来に影響されやすいナイーブな部署でもあります。
多分半分ぐらいは「ううむ」と唸る微妙なネーミングですが、理には適ってますね、名前一つ一つは。
ま、番頭は当分「持ち手」だの「注ぎ口」とかで通しますけど。判りやすいですし…少なくとも自分には。