のほほん。番頭です。
緑道の桜並木もちょっとだけ赤みがかってきました。開花が待ち遠しいです。毎年咲くのはわかっていて、しかも咲いたら咲いたで別に何をするわけでもないのに。DNA恐るべし。
お花見のメッカ、緑道はかつて川つうか水路のあった跡です。でもってこの道が日本橋人形町と日本橋浜町という二つの町の境目になっております。こっちから見て向こう側は浜町。暖かくなると番頭がぶらぶら朝の散歩をする一帯です。
いっぷう変わった外見の「とうとう」さんも緑道の向こう側にあります。明治座さんや水天宮の仮宮が立ち並ぶ清洲橋通り沿い。外から見る限り料理屋さんにも飲み屋さんにも見えませんが、味噌と野菜にこだわった美味しい料理を出してくれるお店さんです。
番頭は夜に品揃えの良い美味しいお酒をいただきに伺った事しかありませんが、ここはランチが評判のお店です。昼時になると「本日のお献立」をつぶやいてらっしゃるんですが、それが何とも魅力的でして。個人的には野菜の小鉢4品がお代わりし放題のとうとう定食、というのがツボです。何で昼時に伺わないかつうと、お酒のアテにぴったりそうなお献立ばかりなので…。
とうとうさんはインドあスリランカの紅茶、中国緑茶から台湾青茶まで、お茶のバリエーションも豊富なのでお茶好きな方には特におすすめです。
清洲橋通りは6車線ぐらいある幅広の一方通行です。その大通りの「とうとう」さんのちょうどお向かいぐらいに「華山」という中華屋さんがあります。以前から気になっているのですが、まだ一度もお邪魔した事はありません。理由は↑のとうとうさんのランチと同じです。飲んべえは辛いのよ。
「ネオ中華」っていうジャンルの中華料理屋さんが増えてます。中国の方(あるいは周辺諸国の方)がやっている中華屋さんで、やたら300円ぐらいの小皿料理とか290円の生中(ビールとは書いてないのです)とかのメニューが豊富な店。一時期まさに「席捲する」勢いで増えましたが、どっこい人形町界隈にはこの華山さんのような「町の中華屋さん」がいっぱい残ってます、それもかなり元気に。ここ華山さんのすぐそばにもネオ中華屋さんとか、同じようにやたらあっちこっちにあるインドカレー屋さん(この界隈には「シディーク一族」つうのが幅を利かせてます)がありますが、どっこい元気に営業されているみたいです。
日々書いていらっしゃるんでしょうか。お店の入り口の黒板。元祖ブログつうか、ものっそ検索しにくいSNS、って感じです。何かこういうのは好きですねえ。不特定多数に語りかけるという点では同じなんでしょうけど、「店の前を通る人限定」に発信しているのが面白いです。もっとも、インターネットがこんな風になる前はこれが当たり前だったんですけどね。
てな事をぼんやり考えながらのんびり、その先の浜町中の橋の交差点にある成城石井さんまでお散歩。成城石井さんは24時間営業なので番頭のようなムダに早起きな人間には貴重な存在です。「良いもの」が「高い」店、と認識しております。今朝は小梅さんに塩分の少ない梅干しを、黒白にはとっておきのお高いカニカマを買い求めました。
今日は4時までのんびりモードで営業しております。