明日(12日/土曜)は10時から6時まで、明後日(13日/日曜)は10時から4時まで営業いたします。
清明節もあっという間に通り過ぎ、中国のお茶処からは続々と茶摘みの便りや、明前の茶葉そのものが届いています。遠く離れた人形町のお茶屋も、そうそうのんびりとしている場合ではありません。来週出発の小梅さんもじりじりしながら日々現地の情報を集めています。
頼りになる情報網は、それぞれ得意とするエリアで早くも戦いを始めています。
雲南茶全般のエキスパート、昆明の春燕さんは恒例の西双版納巡り。曼秀〜落水洞〜麻黒…と易武をベースに美味しいお茶を探して山深く分け入っていきます。今回、小梅さんはこの春燕さんが昆明に戻る日に合わせてお茶の旅のスタートを設定しました。戻って来た春燕さんと今年のお茶の試飲や値段の動向をしつつ、雲南の他の地域の紅茶や緑茶の検討をしたいからです。
「いわゆる有名どころのプーアール」は高騰のあまり、とても手が出せる価格ではないようで、商売ベースとしえてはさすがの春燕さんも「ちょっと今年は如何ともしがたい」と小梅さんに連絡が来ました。雲南のお茶に関しては昆明の茶城の中でも「この人あり」といわれる春燕さんを以てしても、今年のプーアール茶はハンドリングが難しいようです。
その代わり、といってはなんですが春燕さんは勐海古寨山の紫娟茶を始め、投機の対象になっていなくて、かつ面白いお茶を探してきたみたいです。
ウマが合うのか、小梅さんはとても親しくお付き合いさせていただいています。専門知識も経験もかなりすごい人らしいんですが、気さくに小梅さんと友達付き合いをしてくれています。
かたやもう一人のエース、「広東のお姉さん」こと司徒さん。ああエヴァンゲリオンの…ってそりゃ使徒。
苗字からして、漢民族ではないようです。中国一の規模を誇る「芳村茶城」で茶業を営むけっこうなやり手。プーアールと岩茶を得に得意としています。雲南のエースが西双版納で山歩きをしている間、広州のエースであるお姉さんは武夷山で大暴れです。画像はお姉さんが送ってきた武夷山の遠景。何か番頭が最後に行った時より確実に開発が進んでおります。ま、世界遺産ですし、番頭が行ったのってもう6年近く前ですし。
司徒お姉さんは武夷山の紅茶も守備範囲です。というか、武夷紅茶のエキスパートでもあります。今回は駿眉、いわゆる新芽の正山小種の出来を見て、良いものがあったら買い付ける、というタスクのようです。
プーアールや緑茶の「茗茶」がブームになり、数年前にもてはやされた紅茶の「金駿眉」「銀駿眉」あたりは「アノ人は今」状態になりつつあります。相変わらず人気はあるのですが、若い芽の部分だと「正山」もの(武夷山の紅茶区=桐木とかそのあたりで採れる)と「外山もの」の見分けが難しいので、パチもんをつかまされないようにするには現地に行くしかないんですね。司徒さんも同じく、プーアール茶の価格高騰には頭を悩ませています。ホームである広州芳村茶城は最近「東和事件」というプーアールがらみのちょっとした争い事のとばっちりがあったんで余計に。この一連の騒動については項をあらためます。
てな訳で今年のお茶の旅は、両エースの投げ合いで始まりました。小梅さんは3番手4番手ぐらいの先発ですかね。出遅れ感は否めません。
公私共にお世話になってる小梅さんの「金角・銀角」。どちらも小梅さんが追っかけてくるのを今か今かと手ぐすね引いて待っててくれます。ありがたいこってす。