明日(2日/土曜)は10時から6時まで、明後日(3日/日曜)は10時から4時まで営業致します。
試飲会(計4回)のうち、9日(紅茶)、10日(プーアール)の回はお申し込みが席数に達したため、締め切りいたします。16日(プーアール)、17日(紅茶)の回はそれぞれまだお申し込みいただけます。
TGIF! 番頭でっす。
東京メトロの駅のラックに「東京メトロナビ」つう、結構ちゃんとした厚みのある冊子が置いてあります。
同じような内容でもっと微細に入っているものは東京メトロのウェブサイトやら、スマホのアプリでも見られるのですが、路線図から主要駅の周辺マップは勿論、例の各駅の階段やエスカレータなんかの位置が網羅してある車両ガイドもあって、中々便利です。
中でも駅構内図は圧巻です。立体感のあるイラストと、ここまで書かんでも…ぐらいな情報量がアイコンを使ってびっしりと書き込まれてます。このイラスト作る人って一体どんな脳みそしてるんでしょうか。
反面、短所としてはとにかく「細かい」ので、番頭のように老眼が進行してるオッサンにはかなり辛いです。ウェブサイトバージョンの構内図は立体感アップしてる分、余計に。
「修悦体」って憶えてますか? たぶん10年ぐらい前、新宿駅大改修の時に突如出現したでっかい案内図。工事中の誘導員の仕事をされていた佐藤修悦さんが、お客さんが少しでも迷わないように、とカラーガムテを切り貼りしてこさえた傑作です。誘導員さんが誘導図を作ってしまう、という一種の自己否定がいかにも日本的でいいなあ、と妙な感心をしたのを憶えてます。写真はその後、日暮里駅改修工事の時の佐藤さん作の案内図です。 CGとかイラストレータを駆使して作られた構内図と較べると何と言うかアバウトで、情報量も少ないのですが、その分必要最低限の情報が目に飛び込んでくるようになってます。
酔っぱらったおじさんが大宮の自宅に帰ろうとして気がついたら松戸で呆然…なんて事にならなければいいや、ぐらいのアバウトさ。いい加減、という言葉は普段は悪い意味に使われますが、「良い加減」でもあるのですよ。
お茶を淹れる時も然り。
細かく、しっかりと淹れたい場合にはコンマ何グラムって単位で茶葉を量り、タイマーで時間をセットして、ヤカンのフタを開けたままお湯の沸き具合を確認しながら…てな具合にけっこう「ちゃんと」します。茶器の容量も計算しつつ。これが「メトロの構内図」的な淹れ方ですね。
逆に、仕事終わり、一息ついてさあ美味しいお茶でも…て時にそこまで細かくする事はまあ無いと思います。
何となく、でも美味しく淹れるツボは外さずに「いい加減に」淹れる。これがね、意外と難しいんですよね。
アバウトに美味しく…いつもそれが出来たら本当に理想的なんですけどね。