明日(23日/秋分の日)は10時から4時まで営業いたします。
番頭でございますですはい。
お陰さまで今月の試飲会も大勢のお客様にご参加いただきました。厚くお礼申し上げます。色々なご意見やご感想を通して、私たちもとても勉強になりました。
味や香りの印象や感じ方はほぼ100%が主観ですので、客観化をするのは大変難しいのですが、皆さんの主観を出来るだけ多く集める事で擬似的ではあれ客観に近づけるのではないか、と思います。
閑話休題。
帳場のパソコンに繋がっていた外付けのHDDが壊れてしまいました。ボタンとかスイッチが無いただの箱なので、壊れてしまうと番頭には如何ともしがたく、この際だからと最新の、そしてすごいコンパクトなHDDを買い直しました。世に言う「金にモノを言わせた」解決法です。開店以来使い倒しているパソコンなので、もうそろそろ突然プツンとキレてしまうかもしれません。バックアップだけは取っておかないと、と気弱な番頭はビクビクしております。
楊さんご自慢の豆清砂を使った茶壺。奥のほうに写っている雅韵、というお馴染みのデザインもありますが、もともとはこの「青竹」という名前の茶壺に使われている土でした。
他にも魚化龍であるとか、金鐘といった「大作もの」に使われている事もある土ですが、番頭はこの青竹のデザインが一番この土には合っているように感じます。 ま、竹ですから。
いわゆる竹韵壺=竹をモチーフにした茶壺なのでフタのトップ、持ち手、注ぎ口にそれぞれ節があります。
デザイン上のアクセントになっているのですが、持ち手部分とフタの部分はこの節があるお陰でとても使いやすくなっています。特に大きめの茶壺が得意ではない、という手の小さい方にはお勧めです。
竹モチーフの装飾を除けば、極めてオーソドックスで伝統的な形状の茶壺です。大きさも200mlちょい、たっぷり楽しめるサイズです。
豆清砂はツヤツヤした緑泥とは異なり、少しくすんだような渋い肌合いをしています。その分育ちが早く、変化も楽しめる土です。焙煎をしていないお茶だとそのまま緑が深く、紅茶や焙煎が強めの岩茶などでは赤味を帯びた艶っぽい深緑に育って行きます。養壺の時に節のあたりが拭き取りにくいのですが、かえってそのほうが節や節の回りに陰影を付け、より生き生きと立体感が増していきます。
基本は外さない楊さん。バランスもしっかりです。