劉さんの茶畑は今日が最後の冬茶摘み。
週アタマの二日で採茶は8割がた終わったみたいなので、今日は生育が少し遅い斜面とか、違う品種の畑あたりを攻めるのでしょうか。
早起き夜更かしのタフな毎日ももうすぐ一段落。ようやく劉さん夫婦が一息つける時間が来ます。
茶摘みの終わった畑は、若い葉の明るい黄緑色がなくなって、何か「本年の業務は終了いたしました。良いお年を」的な佇まいです。つい一週間前まではこの写真のてっぺんのちょぎれた枝の先に色鮮やかな葉がいっぱいだったんすね。
話は一気に飛びます。
キリンさんの別格がけっこうな話題になってる陰で、老舗伊藤園さんもこんなん出してました。
伊藤園さんのフラッグシップブランド「お〜いお茶」の記念バージョン。375mlのガラス製のカッコいいボトルに
入っております。
コンビニで見つけたんですが、さすがに冷蔵ショーケースには並んでませんでした。理由は簡単。間違って買っちゃった人がレジでキレるぐらい値段が高いからです。 税込み540円、さあどうだ!って感じの強気な価格設定です。
はい、中身もちゃんとこだわっております。ケチな番頭は何かもったいなくてまだ飲んでないです。どなたか日本茶の好きなお客さまがお見えになった時にでも飲んでみようかな、などと思うとります。
伊藤園さんが初めて缶入りの緑茶飲料を出してから30年。当時は確か180mlぐらいの小さなスチール缶に入ってました。その後アルミ缶が出て、ペットボトルが出ました。スチール缶はどうしても素材(鉄)の匂いがお茶についてしまうのと、お茶の風味が変化しやすく、その為無糖のお茶飲料は缶入りが難しいとされていました。アルミ缶は出ていましたが、内圧を上げないと強度が保てない為、炭酸飲料やビール類に限定されていました。
そんな中で伊藤園さんがウーロン茶あ鉄観音茶の缶入りからスタートして徐々に積み上げてきたノウハウをもとに最初に出した緑茶、それが30年前の事なんですね。
このあたりの事を妙に番頭が憶えているのは、当時のバイト先にテナントで入っていた「茶十徳」という伊藤園さんのお茶屋(小売り)さんが入っていたからです。歳が近くて妙にウマが合った店長さんと、よくウーロン茶をご馳走になりながらそんな話を聞かせてもらいました。その頃には将来お茶に関わる商いをするようになるなど夢にも思ってませんでしたが、不思議と店長から聞いたお茶業界の色んな話はかなり克明に記憶に残ってます。
飲んでみたらまた印象などご報告致しますです。何せ540円だし・・・
さらに話は飛びます。
もうすぐお酉さま。つうか明日はもう一の酉っすね。一年早い早い。
小梅さんは明日午後帰国です。
皆さま良い休日を。