ヘーイ!!ウキウキ番頭ですぜ。
昨日は空いている時間ほぼ試飲アンドブツ撮りって感じの半日でございました。
飲んだのは言うまでもなく冬茶。ようやく待ちに待った冬茶なので茶壺でじっくり…それが許されれば苦労はないんですがねえ。
文句を言ってても始まらないんで、小梅さんにお任せで試飲開始です。
3グラムで6分。
4種類の茶葉をブラインドで飲んで行きます。要するに選んだ小梅さんは答えを知ってて、番頭は答えを知らないまま飲まされるという、けっこう不公平なルールで試飲は進んでいきます。
試飲(評茶)で何種類飲むか、というのはけっこう難しいです。一種類だと比較対象が無いですし、あまり多い種類をいっぺんに飲むとこんがらがっちゃいます。評茶慣れしている人ですといっぺんに10種類以上を試したりするんですが、番頭の場合だと3つがベスト、多くても5種類までですね。それ以上になると最後の一種類飲む頃には最初のほうを忘れてしまうんで。 「凍頂冬茶」というように試飲の対象が絞り込まれている場合は特に難しいですね。
ともあれ、飲んで見ました。
どれがどんな茶葉か、というのはここでは詳しく触れません。全部凍頂の冬茶だ、というだけで。
抽出時間の長さを変えて何煎か試飲しました。
結論から言うと、今年の冬茶はかなり上出みたいです。番頭がちょこっと飲んだだけでも判るぐらいにしっかりとした味わい。6分で淹れてるのでそれなりに渋みは出てくる筈なのですが、ほとんど気になりません。香りは冬茶らしく控え目かな、と思いきや、口に含んだ後にふわっと広がります。
ナイーブやシャープという表現の対極にあるような、ふくよかで大らかな味わいが、今年の冬茶最大の特徴です。
初っぱなからいきなりハードルを上げるだけ上げてしまうのはちょっとおっかないですが、そんぐらい褒めても大丈夫なお茶です。
柔らかくて厚みのしっかりした茶葉。色も大きさも理想的です。
去年の冬茶も個人的にはものすごい好みなのですが、今年の冬茶はそれに勝とも劣らない上々の出来のようです。
とにかく飲んでいただきたいので、円安だの原価高騰だのをひとまず横ちょにほっぽらかしてお値段は据え置きでございます。
百聞は一飲に如かず。お味見いただけますのでお気軽にお申し付け下さいませ。