あたぼうよぅ。てやんでえ、こちとら江戸っ子でえ。
はい、本当は多摩育ちのバッタモン、番頭でございます。
小梅さんにお願いしといたおみやげです。
日本と同じく、駅弁文化がちゃんと残っている台湾。東廻りの池上駅のように、駅弁の聖地みたくなってる駅もあるぐらいでして。
「臺湾便當」そのものを持ち帰るのはちょっと衛生上アレなんで、今回のリクエストはこの「弁当箱」です。
記念バージョンの駅弁の時を除き、普段は紙か、せいぜい木製っぽいパルプの箱に入っている台湾の駅弁ですが、昔はこんな感じにアルミかブリキなんかの金属製だったんすかね。
素材はステンレスになったものの、どことなくレトロな弁当箱。もちろん保温機能もシリコンのパッキンもついてません。本体と外蓋を止めてあるこれまたレトロなかしめを外すと、中に浅底の上箱。おかず入れっすね。
本体はご飯部分になるんでしょうか。
もともと台湾の弁当は白飯の上に排骨肉だのデンブだの煮卵だのがチョクに乗っかっているものがポピュラーなので、この中箱の存在はちょっと意外かもしれないっすね。 ステンレス製なのでけっこうずっしりしています。
もともと台湾は鋳造ステンレスの加工では世界的に評価が高く、こういった「そこそこ精密」な加工品を「そこそこ安く」作るのはお手の物です。
自炊をしてる訳でも、愛妻弁当を職場に持って行ってる訳でもない番頭。弁当箱本来の用途、というのはまず無縁です、えっへん。。。別に威張る事でもないか。
で、ちょっと欲しかったのは「茶葉とか茶杯を持ち歩くのに便利じゃね?」という理由です。
結果、しっかりした中箱があったので、その分使い道は広がったように思われます。
上に小分けした茶葉を数種類、下に茶杯とか茶托とかを入れれば結構モバイル性は高くなりそうです。
耐食性の良いステンレスですんで、上箱を茶船代わりに使ったり、出来そうです。百均とかで売っているソープディッシュ(写真の木製のがそうです)を組み合わせれば、即席の茶盤にもなりますし。公園とかで一人でお茶を淹れて楽しむも良し、お茶会等に参加する時に茶葉他の小物を持っていくのにも使えそうです。
ちゃんと布製の(チャチですが)手提げも付属してるんで、持ち歩きにはぴったり…ま、そもそも弁当箱って持ち歩き前提に作られたものなのですが。
アロマ用のローソク(旅館の夕食で小鍋温めるのに使うヤツです)を底に置いて少量の茶葉を上箱に敷き、ちょっとずらして使えばインスタント焙烙みたいにも使えるかも。一回分だけ淹れる直前にちょっと火入れを…なんてのも楽しめるかもしれませんぜ。
…何かどんどん本来の用途から遠ざかる一方ですが。
台湾鉄道の弁当箱。ターミナル駅の弁当の売店に置いてあるみたいです。小梅さんは台北車站の駅舎内の駅弁売り場で買ってきました。何かしらの記念の期間限定品が置いてあるみたいです。番頭のは台東駅が描かれてます。
今日は持ち運ぶのはご飯じゃなくてもいいんじゃね?というお話でした。
お出かけしない人が何言ってんだか…・・・ごもっとも。