明日は清明節。日本の八十八夜みたいな、お茶にとっては大切な節目です。
中国でも各地でお茶摘みが始まっているようです。
上の画像は武夷山の奥の方にある紅茶の産地。いかにも柔らかそうな新芽は「金駿眉」や「銀駿眉」になります。
深い味わいやコクを楽しむのではなく、フレッシュな香りや清冽な甘みを楽しむ紅茶です。番頭の中では「アホほど高い正山小種」として認識されているお茶です。
製茶中の金駿眉。金毫をまとった若芽の部分が多く目立ちます。この手のルックスの紅茶はたいてい甘みが強いです。金駿眉、銀駿眉に続いて正山小種本隊の茶摘みと製茶が始まります。
雲南でもお茶摘みは始まったみたいです。不法投棄してる悪いおっちゃん達に見えなくもありませんが、これもお茶摘みの一コマ。老班章という、プーアール茶の聖地のような有名な産地です。
ここでもお茶作りは着々と進んでいます。高温多湿、緯度でいうと台湾最南端あたりに位置するプーアール茶の産地はお茶の生育も早く、「明前」であっても立派に育った茶葉が普通に採れます。とは言え、やはり初物は人気が高いのはここでも変わりません。
プーアール茶愛好家さん垂涎の的、老班章の生茶です。正直、茶葉みただけでどこの山のどんな樹か、なんつうのは皆目見当が付かないのですが、産毛をまとう若い葉の割りにはしっかりと長さのある茶葉を見ればこのお茶がけっこうな大樹から採られたんだろうな、ぐらいは想像が付きます。
イチロー似の男性が摘んでいるこの木々が「大樹茶」。ただしこれは古樹ではないですね。野生古樹になるともっと葉っぱが好き勝手は方向に自由気ままについていて、しかも樹がもっとのっぽになります。これは大樹でも管理が行き届いたものですね。
こちらは帕沙のお茶。帕沙も古茶山として名高い産地です。この時期に摘んだ茶葉とは思えない育ちの良い葉です。
飲んでないからうっかりした事はいえないですが、番頭の苦手なほうの「しっかりした」生茶っぽい外見をしていやがります。
毎年この時分から、雲南の山々から茶摘みと製茶の情報が続々と届きます。理由は簡単で、小梅さんの知人友人のお茶関係者の中で、プーアール茶を得意とする雲南スペシャリスト達があっちこっちの山を点々としているからです。岩茶の場合と較べ、プーアール茶は名産地がものすごく点在していてしかもたくさんある為、どうしてもこんな風になっちゃうんですね。ちなみに今回一連の画像を送ってきてくれたのは地元雲南の製茶外車のオーナーさん。買い付け担当である奥さんが精力的に各産地を回っているみたいです。どっかの茶荘みたいっすな。
茶商さん、茶農さんから小梅さんのようなちょっとオミソ気味な人まで。情報交換の為にいくつかのグループを微信(中国版のLINEっす)に作っています。「今日の茶畑」みたいなライブの情報や、「○○についてちょっと調べてみた」みたいなネタまで、お茶周辺に関する色んな情報が画像テキスト織り交ぜて入ってくるので助かります。全部中国語なんで少々ストレスがかかりますが、それぞれの分野の前線で勝負してる皆さんの情報や分析は本当に助かります。
画像は武夷山の馬頭巌。咲いているのはヤマザクラかしら。
岩茶の茶摘みはまだまだ先のようです。今のところ毎日草取りと整地。祝先生のところの婿ドノもせっせと働きながら合間に鍬をおっぽり出して写真を撮っては茶畑情報をアップデートしてくれます。
収穫の時を待つ岩茶の新芽。「どの品種ですか?」とか き・か・な・い・の。
戦いの前の静けさ。武夷山は一足遅い参戦です。