
地震雷火事小梅さん。
怖い物だらけのビビリ番頭です。
小梅さんは明後日まで宜興の予定です。楊さんの家に居候しつつ周さん(父)や周さん(子)のところにお邪魔したり、新規開拓したりの毎日を送ってます。
出来たばかりの楊さんの新しいアトリエ兼ショップは連日来客で大層忙しい様子。売れっ子さんなのですね。

やたら天井の高い店内にぽつりと楊さん。蓮舫さんに仕分けられそうな贅沢な空間です。ここでお客さんの相手をしたり、茶壺のデモをしたりするんすかね。

こちらは楊さんのデスク。背中丸めてせっせと作業しているのは「証明書」作り。茶壺の名前、使った土、制作した年月、そして自分の署名。筆書したのち落款印を押します。何せ作ったり売ったり悩んだりで忙しいので、この証明書はしばしば「後で送ります」になるのが困りものです。
それにしても机の上に随分おいしそうな茶壺が並んでますねえ。個人的には秋韵(菊弁みたいな筋紋になってるヤツ)で蓋のところが如意になってる黒っぽいのが気になります。真ん丸じゃなくて方壺かしら。

そんな楊さんの茶壺の中でも人気の茶壺「雅韵」。 何回かご紹介しましたが、「豆清砂」という非常に稀少な土を使っています。楊さんの勝負土の一つでもあります。一般的な緑泥と較べると光沢の少なくシック。土の粒子がはっきりと感じられる、ちょっと梨地っぽい肌合いの「渋い」茶壺です。それだけに育って艶が出た時の変化が見事です。

逆サイドは例によって五言絶句の一部。統一してくんねえかな、といつも思います。意味を調べるのが結構かったるいんすよ。

絵柄は3種類。どれも一点物です。
食べる所が少なそうな葡萄とリアリティがイマイチな小鳥。葡萄にはリスがくっついてくるもんだと思ってましたが、これも何か縁起の良い組み合わせなんでしょうか。ちょっと調べておきますね。

この絵柄のものは初見ではありません。優雅に泳ぐ魚二匹。よく見ると顔がナマズっぽいです。涼しげな柄ですね。

謎の手長エビ。節の立体感がものすごくリアルです。そこに時間使うなら証明書もチャチャっと書けばいいのに。。。

モチーフに若干の疑問は残りますが、楊さんの柄物茶壺はどれも「くどさ」や「けれん」が感じられません。観賞用ではなく、お茶を淹れる為の器だという事をちゃんと意識しているからでしょうか。茶盤の上で存在感があり、それでいてしっくりと溶け込んでくれます。
猫柄の茶壺とかどうすか?モデルしますけど