ラッセルホブスかっ周珂迎さん(息子さんのほうですね)の茶壺。何かノーヒントでいきなり来たので出自がよく判りません。
なかなか面白そうな形で…どっかで見た事あるけどたぶん気のせい。
メトロン星人かっ縦長で緩やかなカーブを描く楕円のプロファイルは秦権と美人肩のちょうど中間、という感じです。秦権壺のような分銅型の蓋が目を引きますが、全体的には極めて大人しい造りです。大きめな把(持ち手)がバランスを取っています。
東京モード学園のビルかっ土は梨地っぽい段泥。老段泥っぽい肌合いと色味ですが、小梅さん曰く「いや、良い土ですけどそこまで稀少な土は使わない筈です。」との事。ふうむ、このあたりの作家さんの手持ち土事情や戦略は番頭には想像も付きません。 で、何か図体の割りにすごく軽いです。同じように縦長な楊さんの「秋水」もものすごく軽いですが、この茶壺も手にしてすぐに気がつくぐらい軽量です。
テレビ通販の何でも出来るフードプロセッサーかっ資料や証書も添付されていなく、また本人の作品集にも載っていなかったので、お父さんのほうの資料からこの茶壺が「高権」という名前だという事が判りました。ほとんど同じフォルムの茶壺を、お父さんは紫泥を使って420mlの大作に仕上げています。息子さんのほうは240mlと使い勝手の良いサイズです。注ぎ口の形状ゆえ、勢い良く注ぐと少し水流が美しくないかな、という感もありましたが、特に不具合ではありません。
宝のありかかっ 茶荘の棚にはならんでおりませんので、ご覧になりたい方はお申し付け下さいませ。
…例え下手かっ。