ポンコツの皮を被ったボンクラ、番頭です。
お陰様でたくさんのお客様にお越しいただいた土曜日。留守番一人で何かと至らぬ点も多かった事と思います。
ここの所暑い日が多かったので、留守番は基本的に楽でした。前日の夜に水出しをちゃんと作っておきさえすれば、後は暑い中をお越しのお客様にそれをお出しする、という事のほうが多くなりますんで。
昨日は一転して涼しい一日でした。なのであったかいお茶の試飲も多くなります。
で、お察しの通り番頭の練習不足が露呈しました。
傍目には自信たっぷりに慣れた手つきでお茶をお淹れしてるように見えるかもしんないすが、違和感は本人が一番痛感しております。
という事で今朝は開店準備の後すぐに練習です。 ブログを書くとか普段飲まないお茶を飲むとかいった目的ではないので、昔っから一番淹れ慣れた凍頂烏龍茶を淹れます。馴染みがある分、直すべき点が見つけやすいのです。ちゃんと計量して、茶葉の状態も確認してから自分の為に一所懸命にお茶を淹れます。
茶壺、茶海の余熱もしっかりと。この動作はもうクセみたいになってるんで練習不足であれ腕がなまくらであれ忘れる事は無いのですが、惰性ではなくちゃんと意識して丁寧に。
時間を計って、味を見てからここぞ、というタイミングで出します。茶葉の量や淹れる時間といった「はかれる」要素を固定していれば、味や香りに影響する流動的な要素が少なくなるので問題点が見つけやすいです。
ま、問題点だらけなんでしょうけど、自分では中々気がつかないものですんで。
飲み慣れた凍頂春茶の出来上がり。ううむ、味にも香りにも特段問題は見つかりませんねえ。でも、「ああ美味しいなあ」と自画自賛するほどでもありません。何が足りないのかな。
とはいえ、良いブラッシュアップになりました。肝心なのはこれを毎日何回でも、嫌っちゅうほど繰り返す事です。無意識にちゃんとルーティンどおりにお茶を淹れられるようになるまでは、もうちょっとかかりそうです。
風が爽やかで気持ちの良い日曜日になりました。
のんびりとお茶を淹れながら皆さまのお越しをお待ちしております。
なんかいい感じだあね