
知恵熱。50過ぎのおっさんが何ぬかしやがると呆れる方も多いと思いますが、年に2,3回原因不明の熱が出ます。突然38℃超の熱が出て、大抵一晩で下がります。何なんすかね、アレ。ご多分に漏れず今回も一晩明けたら見事に平熱。なにがしかの智恵がついてるといいんすけど。

そんな番頭のお気に入りの茶壺です。もう何度か登場し、その度に「お気に入りです」を繰り返してるのに一向に大流行しないんでしつこく定期的にのっけます。
楊事さんによる紫泥の茶壺です。
胴回りが赤道のちょっと上あたりで一番膨らんでいるまん丸で愛嬌のある形をしています。

蓋がフラットなので250mlとかなりたっぷり入る茶壺の割に大きさを感じさせません。見た目より入る茶壺です。形状で容量を稼いでいるぶん、茶壺の重さを感じさせないのも好印象です。

お茶を淹れる道具としてはこれだけの長所がありながら…いや、売れていない訳ではないんすよ決して。ただ、マジョリティにならないつうか、ランキングに顔を出さないつうか。とてもオーソドックスな茶壺なので一目惚れしないからすかねえ。「まあ可愛い」ってタイプでもないし目を惹く装飾も無いからでしょうか。
胴のぐるり、蓋に近い上のほうに蓋と同心円を描くラインが入っています。このラインなんかも番頭は良いアクセントだなあ、と思っています。
口も大きすぎず小さすぎず。とにかく扱いやすいという点で秀でた茶壺です。たっぷり量が出るんで6〜8人くらいのちょっとしたお茶の席や集まりもヘイバッチコイ! とにかく弱点の見当たらない茶壺がこの線得です。

楊さんの作品なので丁寧な作りなのは間違いありません。 突起や窪み、文字装飾が無いので使ってさえいれば素直に育つ事請け合い。

こんだけ褒めてアレだったら番頭のセンスが疑われますんで、茶壺をお考えの方はせめて手に取って眺めるくらいはして下さいね。ホント。
「センス、ねえ」「なあ」