
茶餅崩しますよ〜。
って事で小梅さんが朝から千家封を崩します。50g、100gともに袋詰めにしたものが売り切れちまってんで急遽補充するべく、本日は400g x 4枚を解体します。

用意するものはプーアール用ナイフ。現在小梅さんが使ってるのはナイフというよりアイスピックのような切っ先の尖ったもの。葉が傷つきにくいように先のほうで縦に半分に落としてあります。アイスピックや千枚通しほど鋭利ではありません。

こんな感じのプーアール刀もポピュラーです。マイナスドライバーなり錐なりご家庭にあるもので代用出来ますが、何にせよ軍手をしたほうが安全なのは言うまでもありません。
以下、順を追って画像でご覧下さい。ちょっと多いですけど。

茶餅は立てた状態でやるほうが簡単です。腰もいわしませんし。 円盤形なのでついついピザのように切りたくなりますが、茶葉は円盤面に水平に敷き詰められているのでピザ切りではなく魚を三枚におろす要領で進めます。

まずは赤道面の適当な所に最初のクサビを打ち込みます。ザクッ。
熟茶or生茶でも、餅茶の年数でも異なりますが、こんな感じにクサビを打った箇所を中心にヒビが入ります。

したっけ(千葉弁す)そのクサビを上下に傾けて角度を作ります。メリッ。「広げる」とか「ひっぺがす」って感じに近いですね。大体赤道付近を中心に円盤が上パーツと下パーツに分かれていきます。

ある程度広がったらいったんナイフを抜き、まだ手つかずの赤道部分に移動して新たなクサビを打ち込みます。 打ったら広げて上下を分けて…。これを何回か繰り返します。大体赤道の円周に5〜6回くらいすかね。

だいぶ解体が進んできました。後はナイフが届いていない内側の部分にサクサクとナイフを入れて行きます。緊圧されているので中心に行くにつれ固くなっていきますが、その時は無理にナイフを入れようとせず、後回しにしちゃって大丈夫です。安全第一、焦りは禁物。

こんぐらいまできたら、ナイフと手の両方で崩したほうが楽です。作業が進むにつれ、徐々にナイフより手を使う頻度が高くなります。ここでは割れ目に両手の親指を入れて上下に割る要領です。

とりあえずここまで崩しました。保存しながらちょっとずつ飲むのであれば、このくらいの状態で止めておいて飲む度にちょっとずつ崩してもオッケーです。今日は50gと100gの「商品」を作るので更に細かくしていきます。

大きな塊や固いところはナイフでゆっくり崩して行きます。出来るだけ茶葉を壊さないように積み重なっている方向を見ながらゆっくり。

手を使う時は崩すというよりこんがらがった茶葉を「ほぐす」意識でやったほうが葉が傷つきません。ゆっくりゆっくり。

大体ひとかけらがこのくらいになれば一回分ですんでじゅうぶんです。この頃にはもちろんもっと細かい茶葉単位になっていたり、さらにもっと細かくなったものもたくさん混在している筈ですが全然問題無しです。

一枚ぶん解体完了。
写真撮るもんでゆっくりやってもらいましたが、普通にやるとあっという間です。ゆっくりやって3分かからない、くらいですかね。
機械で高圧プレスしたものはかなり苦戦します。 レンガ状のものとか、鉄餅と呼ばれる硬貨型の円盤などは慣れないとちょっとだけ時間と力が必要です。本当に固いものや、茶葉を崩したくない時には少し蒸して柔らかくする方法もありますが、まずは手軽な方法でチャレンジしてみて下さい。
手に負えないな、と思ったらお気軽にご相談下さい。