本日は5時すぎに閉店いたします。ご不自由をおかけし申し訳ございません。。祝先生んところのお茶摘みも佳境に入りました。いよいよ肉桂と水仙の、それもエース級の茶畑に取りかかっているようです。
祝先生はもともと「馬頭岩茶村」の茶農さんです。武夷山が世界遺産になった時にもともと住んでいた場所から村ごと移住させられて、今はちょっとだけ麓に近い所に住んでいます。茶畑は元々あった場所にそのままあるので、ちょっとだけ茶畑と製茶場が遠くなりました。馬頭岩茶村の名前の通り、祝先生の茶畑は馬頭巌にあります。他にも何カ所もありますが、馬頭巌がエースです。
他にも猫儿石(儿は児の簡体字)はじめ馬頭巌周辺のいわゆる「ええとこ」にも茶畑はあります。岩茶は多品種生産なので祝先生ももちろん色んな品種の茶樹を育てているわけですが、エースクラスの畑はやはり肉桂と水仙がおおく植わってるようです。
こちらが馬頭巌の水仙。いわゆる巌水仙です。縁のギザギザがはっきりしていて大ぶりでどこかあっけらかんとした見た目の葉ですが、味わいは対照的に優しく華やか。もともとは福建省南部を主産地とする外来種でした。原生は武夷山のちょっと南にある建陽あたり、といわれています。時々ペットボトルのウーロン茶で原材料に「水仙」とあるのは南部で作られている岩茶ではない一般的な水仙種の事が多いです。
方やこちらが肉桂。 水仙より小ぶりでスリム。一見こちらのほうが繊細に見えますが、味は岩茶の中でも一、二を争うどっしり型。甘みが強い分味に厚みがあります。ザ・岩茶といえばこの肉桂と言っても過言ではありません。こちらは武夷山の原生種です。
ほんわか百合のようなやさしい香りとさっぱりとした酸味が持ち味の水仙。コクがあってガツンとスパイシーで甘みも強い肉桂。どちらも祝先生ご自慢の正岩茶です。お値段が死ぬほど高くなっちゃったんで今年の新茶は手が出しにくそうなのが玉に瑕です。
写真映えのする馬頭巌を離れ、小梅さん今日は老叢水仙の名産地、呉三地・程墩へ。バイクで片道2時間弱。バリバリだぜ。