ハッピーマンデー!番頭です。
まずはお知らせとお詫びから。 先日ご紹介いたしました天圓地方の本山段泥…黄色ぽいほうです、は完売いたしました。完売、というほどいっぱい入って来たわけではないんですが、何しろあっという間の出来事でした。週末にご来店いただいたお客様にはタッチの差で手に取っていただく事が出来ず大変失礼いたしました。
紫泥のほうはまだございますので、こちらも是非ご検討くださいませ。天圓地方はアシが速いす。
お江戸八百八町は暑さ爆発。水が「飲む」つうより「補給する」に近くなる暑さです。番頭も冷やしておいた水を一緒に通勤しております。お茶屋なのでお茶は一日じゅう飲む機会があるんで、朝くらいはお水で。なんすかね、朝イチの水は身体にしみこむ感が気持ちいいっすね。
歩きながら、始発電車を待ちながら…500mlちょいだと茶荘に着く頃にはあらかた飲み干してしまいます。で、空いたペットボトルは帰りのご褒美用の容器になります。入っていたのが水だし、自分一人で飲んだのではありますが、ちゃんと洗います。特に口をつけた部分はしっかりと。この時期はホント、気を付けないと。キャップも然り。
暑い最中であっても、日々試飲はあります。葉っぱのポテンシャルいっぱいまで絞り出す小梅さんの評茶と血合い、お客様のリクエストでお淹れするお茶の場合は数煎飲んでそれではこの辺で…てな事になります。要するにまだ何煎か出る状態の茶葉が余っている状態です。暑くなると特に試飲も短めになる傾向があるので、一日の終わり頃になるとまだ数煎出るであろう茶葉が数種類…てな事も多々あります。涼しい時期だと茶葉を蒸らさないように冷ましてそのままとっておいて翌朝のお茶に出来るんですが、夏場はやはり出来るだけその日のお茶はその日のうちに片付けた方が無難です。
で、残り数煎分はまとめて出して、粗熱が取れたら空いたペットボトルなりタンブラーなりに移します。
日中に何を淹れたかによってその日のお茶は様々。組みあわせによっては複数のお茶をブレンドしたものが入っていたりします。 茶葉レベルのブレンドと違い、一つ一つが完成されたお茶を出したもので、しかも個性が強く出る最初のほうの煎ではないので、かなり特性の違うお茶を組みあわせても意外としっくりきます。
ここんところの一番のお気に入りは「黄玫瑰」と「奇蘭」のブレンド。ちょっとびっくりするくらい美味しかったです。華やかさとフルーティさがケンカしないでしかもちゃんと主張してました。水出しのさっぱりとした美味しさとはまたちょっと違った味わいでした。お茶ってのは常温でもこんなに美味しいんだなあ、と。
もちろん勢いよく合わせたものの「うわ、これは別々に飲んだほうがよかったな」って組みあわせにも何度か遭遇はしましたが、一日の仕事の帰路に持ち帰る謎のブレンド茶は思わぬ発見やワクワクのある貴重なご褒美です。
熟茶と凍頂…なんてのも意外としっくりきたりして楽しいすよ。