明日(22日/土曜)は10時から6時まで、明後日(23日/日曜)は10時から4時まで営業いたします。明日(22日)は足立の花火。25日の葛飾(柴又)をはさんで来週末29日に隅田川、月が変わって8月は1日の江東、5日の江戸川、と下町花火シリーズは続きます。今年は東京湾大華火が中止とはいえ、なんかしょっちゅうあっちこっちからドドンと音が聞こえてきたり、東の空が時々光ったりする夏の風物詩の一つです。川っぺりに住んでいる番頭にとってはけっこうな受難の時期でもあったりしますが。怖いの、帰宅難民。
上の画像の花火のような筋紋の茶壺の作者さん、裴春燕作の茶壺です。
名を「玉蘭花開」。玉蘭はモクレンの一種、紫色のちょっと派手めな花をつける植物です。マグノリア、ってヤツすかね、たぶんコブシなんかの仲間です。
把が枝で、そこから伸びた細い枝に花と蕾が付いています。蓋と嘴、茶壺全体で玉蘭をモチーフにしてます。可愛らしいルックスですが、約300mlと大きさもたっぷりあります。土はオーソドックスな朱泥です。実物は写真よりもうちょい沈んで落ち着いた色合いです。
蓋がフラットなので、容量の割りにぼてっとした印象を感じさせません。これが胴のデザインから蓋を連続的にふっくらさせるといわゆる「鉄球壺」っぽい大きなフォルムの茶壺になるのですが、この茶壺はその部分をスパっと切り落としています。番頭の好きな線得壺に近いイメージですね。
茶荘の棚にございます。一点物なのでご覧になりたい方はお早めにどうぞ。