
気温が下がり、ぐっと秋らしくなりました。開け放った窓や入り口の戸から気持ちの良い風が入ってきます。
茶荘は今日ものんびり。小梅さんは焙煎籠でお手入れした茶葉を延々と試飲しています。「これはもうじゅうぶん」「こっちはもうちょっと」てな感じに確認しながら。いよいよ本格的にあったかいお茶が美味しい季節になってくるのでちょっとだけペースアップです。

表通りは今日から三日間、人形市です。初日のお昼前だというのに、早くも立ち並ぶテントの前にはおおぜいの人。その繁盛の何分の一かでいいんでこっちに回してくんないかしら。

あけて日曜日はてんてん祭。大通りは賑やかな4日間が続きます。
土日には川向こうは錦糸町で「すみだガラス市」、浅草では恒例の「地球にやさしい中国茶交流会」。この三連休はあっちこっちで色んなイベントが目白押しです。

あいにく身体が一つしか無い上に、土日は小梅茶荘でも試飲会という、ちっさいけどとても大切なイベントがあります。大人しくお店番に徹して連休明けにでものんびりおんもに出る事にします。とほほ。
見に行きたいのが↑の「あの人、こんな字」という企画展です。場所は書道博物館、JR鶯谷駅からほど近い根岸の里にございます。いっとき近所に住んでいた事があるんでこのあたりは土地勘がある筈なんですが、書道博物館つうのがあるのは知りませんでした。ねぎし三平堂の近くっすね。歩道橋で山手線や京浜東北線なんかの線路をまtぐと谷中の墓地も遠くありません。上野駅から公園抜けてぶ〜らぶら散歩するのもよさそうっすね。

しょ
蘇軾、李白、王義之…。なんて書いてあるのかは正直あんまりわかんないですが、ただただ達筆だなあと感心するばかりです。ぎっちょの番頭にとっては書道の授業ってのが悪夢のように苦痛でした。いまだに冠婚葬祭の記帳、ってのがちょっと怖いです。サインペンなかったらエラいこってす。
そのせいもあるとは思いますが、達筆というのに憧れがあります。芸術的なほうじゃなくて、割とカチっと楷書で書かれているほうが「すげー」と感動したりします。
フォント好きなもんで隷書体とか金印体とかもすきですねえ。

もう一つ中国の書に興味があるのは商売がらみで、です。茶壺に描かれる事も多い五言絶句とかの「漢詩」の類。専門の書家に外注する事もあれば、筆に覚えの作陶家さんは自分で書いたりします。↑は
登鶴雀楼という唐の時代の五言絶句の詩っすな。
訳してみたら「陽当り良好、BT独立、コンビニ至近」みたいなあんまり内容が突拍子もない文言だと困っちゃいますが、まあそんな事はなくて大抵有名な詩だったりその一部だったりします。なもんでもっぱら気になるのが字の上手い下手というかその茶壺の醸し出す雰囲気にちゃんと合ってるかどうか、という点です。
今回の展示の書はいずれも個性こそあれお手本のような達筆で、それゆえ参考になる点が多そうです。いや、自分で書こうなんて大それたアレじゃなくて目の保養も兼ねて、ですけどね。