サイズのほうS.M.Lと…

明日（２１日/土曜）は１０時から６時まで、明後日（２２日/日曜）は１０時から４時まで営業いたします。
茶杯がみっつ。それぞれのサイズが判りにくいように左手前から斜めに撮った写真だとこんな感じになります。こうやって撮るとおおむねリアルな大きさの違いが判ります。みっつどれも茶杯です。中国茶の場合どれがどのお茶用、というような決まりはありません。非常に自由度が高い分、こうしてバリエーションが豊富になるんですね、サイズだけをとっても。左は茶荘の棚に並んでいる茶杯の中でも一番小ぶりなものの一つ。真ん中は紫砂の茶杯、小梅さんが試飲の時に茶座で使っているものと同じサイズです。一番右は業の深いよくばり番頭の「大きいつづら」マイ茶杯。投影面積の違いは歴然ですね。S x 4 = M x 2 = L。　容量比はざっくりこんな感じです。ＭとLは高さがそれほど変わらないんで直径の差がそのまま容積の差になっているようです。小梅さんやお客様の試飲にお付き合いする時、どうも番頭の飲むペースがどんどん遅れていくのが常々気になっていましたが、なるほど一杯あたりの量が小梅さんの２倍あったからなんすね。そのたび「真面目に飲んでください」とか軽く窘められてましたが、とんだえん罪っすね。形状や縦横比が違うと見た目以上に容量が違ったりします。お茶会やお茶席などで色んな茶杯を使う機会の多いかたは、いっぺん手持ちの茶杯の容量を調べておいたほうがいいかもしれませんね。茶壺や茶海も然り。この茶壺でこの茶杯だと何杯分になるか、というのは把握しとくに越した事はないです。ちなみに↑の画像の茶杯の中で一番大きな左端が105ml、一番ちっさい右端が約18ml。実に１：６の開きがあります。真ん中のみっつは30mlから40mlの間。中国茶の茶杯はだいたい30-50mlくらいのものがスタンダートサイズのようです。いわばこのくらいがMサイズって事になります。こうして見ると番頭のは茶杯つうより黒田節のアレみたいすな。そりゃ試飲で周回遅れにもなりますわな。