本日は5時過ぎに閉店いたします。ご不自由をお掛けし申し訳ございません。![大晦日に矮脚烏龍_b0151300_09060571.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201802/15/00/b0151300_09060571.jpg)
明日は春節。中国や台湾ではお正月です。日本でも1月1日は大切な日ですが、中華系の国々の人たちにとっての春節はとても大事な日、のようです。滅多に休まない台湾の友人も、春節前後のお休みは何があってもちゃんと取ります。家族、ひいては親戚一族という単位をとても大切にしているんですね。
![大晦日に矮脚烏龍_b0151300_09101967.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201802/15/00/b0151300_09101967.jpg)
干支の飾りも入れ替えです。酉に一年間ご苦労様とお礼をしつつ、戌に「楽して良い思いが出来ますように、」などと虫の良い今年一年のあれやこれやを頼みます。
![大晦日に矮脚烏龍_b0151300_09143135.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201802/15/00/b0151300_09143135.jpg)
店内のあちこちにぽつりぽつりとある縁起物のお飾りに一つ一つ手を合わせて茶荘の無事を祈ります。生まれつきあんま信心深いほうではないんで、ごくごく簡単に。福の文字が浮き彫りになった菱形のお飾りは岩茶で出来たレリーフです。
![大晦日に矮脚烏龍_b0151300_09183563.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201802/15/00/b0151300_09183563.jpg)
中国ではお正月の前の夜、今年だとまさに今夜からお正月のご馳走を作り、テレビを見たりゲームをしながら賑やかに新年を迎えるのが伝統になっています。静かな茶荘で朝っぱらから賑やかに騒いだり爆竹鳴らしたりしちゃうと政府機関のご厄介になる羽目になりそうなんで、粛々といつも通りお茶を飲みます。お正月なんで白瑞香あたりで華やかに…とも思いましたが、せっかくなので今いちばん飲みたいお茶を、という事で矮脚烏龍を選びました。
岩茶です。昔からある伝統的な品種ですが、今はあまり手広く作られてはいません。茶荘にはフルーティな矮脚もあって、そちらのほうがとても人気ですが、番頭が好きなのはよりどっしりとした特選矮脚のほうです。 岩茶の中では巌水仙や老叢なんかと並んで番頭が好きな品種の一つです。
![大晦日に矮脚烏龍_b0151300_09261563.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201802/15/00/b0151300_09261563.jpg)
焙煎はそれほど極端に強くはないものの、しっかりと香ばしさが感じられます。味に厚みがあって、野趣溢れるようでそれでいて何か気品があり、でも難しくないという不思議な岩茶です。フラワリーな香りやフルーティな喉越しだけが岩茶の美味しさではない、というのを再認識させてくれるお茶です。
![大晦日に矮脚烏龍_b0151300_09385724.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201802/15/00/b0151300_09385724.jpg)
いただきもののチョコをお供に一口かじっては一杯、飲んではまたカリリとひと囓り。甘い物全般が苦手な番頭ですが、シンプルな板チョコでビターなヤツは実はけっこう好きだったりします。矮脚にはよく合いますね。
![大晦日に矮脚烏龍_b0151300_09413971.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201802/15/00/b0151300_09413971.jpg)
テーブルいっぱいの水餃子も、トマト味で具だくさんのやさしいワンタンスープも無い春節。ま、慣れたモンです。
![大晦日に矮脚烏龍_b0151300_09430119.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201802/15/00/b0151300_09430119.jpg)
さて、帳場仕事に戻ります。いつかは終わるのかなあ、毎年弱音吐いてますけど。
![大晦日に矮脚烏龍_b0151300_09452859.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201802/15/00/b0151300_09452859.jpg)
中華街あたりは賑やかになりそうっすね。良い春節を!!