本日は5時に閉店いたします。
台湾からソフィア姐さんが来日しました。
たくさんのパイナップルケーキと共に。
といっても突然とれた飛行機で札幌に行って来いの短い休暇らしく、この鳳梨穌も札幌から宅急便で送ってきました。

ソフィアさんとは長い付き合いになります。
番頭がまだ番頭でもお茶屋でもなかった遠い昔、自分んとこのモノ作りをお願いしていた高雄の製造業の創業者にして若い(当時、ね)気鋭の経営者がソフィアさんでした。まだインターネットってのがほぼ無くて、国際電話とファックスで毎日のようにケンカ腰でやりとりをしてたのが1994年頃なんで、もう四半世紀のお付き合いになります。
お茶屋になる事になり、あれこれと動き始めるにあたって本当にお世話になりました。凄い忙しいのに上海の展示会とお茶屋巡りに行くといえば無理くり休みを作って上海まで来てくれたり、台湾茶の見本をいっぱい送ってくれたり。

なんといっても大きかったのが、凍頂の劉さん夫婦を紹介してくれた事です。正面アップの写真とかダマテンで載せると後が怖いのでこんな感じの画像で誤魔化してます。中央のリュック背負ってる小梅さんの左がソフィアさん、奥で茶樹触ってるのがご主人のアレックスさん。両方とも生粋の台湾人なので本名は別にありますけど。もともとはアレックスさんが会社や自宅で飲むお茶をあっちこっちから取り寄せて毎年買っている内に劉さんのお茶を知り、それ以来日本のお得意さんに送るギフトの分も含め全部劉さんから買うようになった、ってのがきっかけらしいです。
番頭がお茶屋になるというのを聞いて「それだったら劉さんの所に行ってみるといい」と劉さんに紹介してくれ、のみならず高雄からわざわざ来てくれた、というのがこの写真の時です。2008年、茶荘開店の前年です。
ソフィアさんの会社は営業・受注・輸出が社長のソフィアさん、生産管理・仕入れなどがアレックスさんと二人で結構な規模の仕事をしているので、二人が揃って茶畑にいるというのは結構リスキーではあると思うのですが。「どうせなら」って事でちっさい息子さんも一緒に連れてきてプチ家族旅行も楽しんで行かれました。

その後も毎冬、小梅さんの日程=茶摘みの日程に合わせて現地集合現地解散で様子を見にきてくれました。休暇も兼ねて。ここ数年は一層忙しかったりちょうど上の息子さんの兵役休暇にぶつかったりでうまく予定が合いませんが、時期になると心配して電話してくれます。上の画像だと広げた茶葉の真ん中あたりに立ってるのがソフィアさん。

茶荘のオープンの時には立派な花を贈ってくれました。もう一人の友人が送ってくれたお花と並んで、がらんとしたほぼ何も無い茶荘の中でひときわ目立つ存在でした。
相変わらず忙しいみたいで、今回も4泊5日の短い旅で、ちょうど今日が帰国の日だったと記憶しています。
思えば番頭が最後に台湾を訪れたのが2008年、ちょうどこの写真の時です。で、高雄はつうとその前年です。こんだけ台湾に行かずに何とかやれているのは小梅さんがしっかりやっているからというのもありますが、ソフィアさんとアレックスさんが高雄にいて、いざとなったら何とかしてくれるという安心感です。
トシ書くとまた怒られそうでアレですが、ソフィアさんは番頭の二つ上。姐さんと呼ぶ由縁です。
パイナップルケーキ、有り難くいただきます。
高雄、行きてえなあ。

茶畑の画像を整理してたら出てきた目つきの悪いネコ。