本日(5日/火曜)は6時に閉店いたします。ご不自由をおかけしますがご了承下さいませ。
ばんとだす。お暑うございます。
小梅さんのお茶の旅が明日から始まります。
2月に行ってある程度の段取りを組んでいたので、今回は半月程度の短い期間にギュっと予定を詰め込めました。留守番部隊(一人だけど)にとっては本当にありがたいです。
お茶の旅が進むにつれ、色々とご紹介するお茶や茶器なんかが出てくると思いますんで、ここいらでいっぺん「ここまでのまとめ」をば。
雲南緑茶 蘭韵白毫
雲南省中南部、思茅地区の高山で採れた大葉種で作られる緑茶です。
名前の通り蘭のようなちょっとエキゾチックな香りと、新茶ではミントのような爽やかなスパイシーさが感じられる緑茶です。後熟もともにコクや柔らかさが加わってくる優秀なお茶で、今年のものは昨年と較べると角が無く大人しく丸みのある味わいです。水出しにすると表情を変える不思議な味わいは夏場にもぴったりです。
25g 1,290円/50g 2,000円
宜興紅茶
いわゆる工夫紅茶で、手の込んだ作り方で茶葉の持つ甘みや果実香がしっかりと出ます。
紫砂壺で有名な江蘇省宜興産。生産量が少ないのと地元宜興の作陶関係者が大量消費するせいであまり世の中に出回らない紅茶です。
透明感のあるすっきりとした甘みと、渋みがほとんど無いのにしっかりとした味わいの「良く出来た紅茶」です。それぞれの特徴のパラメーターが正五角形に近くバランスが取れています。ながら飲みもよし、お菓子と合わせるもまたよし。
25g 1,940円/50g 3,000円
凍頂春茶
たっぷりとした陽射しと水分を取り込んだ今年の春茶は劉さん夫婦も太鼓判を押す出来です。毎春こんなんだったら楽しい事ばかりなんだけどなあ、というくらいの上々の出来です。しっかり目に発酵してあるのに清々しさや爽やかな香りを保ったまま濃い味わいも楽しめます。春茶らしい春茶、凍頂らしい凍頂です。
25g 860円/50g 1,620円/100g 2,500円
凍頂金萱茶
金萱種の凍頂烏龍茶です。金萱のトレードマークのようになっている乳香=ミルキーさはそれほど強く主張しません。この茶葉の場合、乳香は口に入った瞬間と少し冷めてからより感じられます。凍頂春茶よりやや軽い発酵で軽やかさを強調するように製茶されています。金萱茶は「これ」という茶葉に中々巡り会いませんが、今春のものは十分に水準をクリアした良い出来です。強いて言うなら爽やかすぎて春茶と一緒に飲むとちょっと物足りなさを感じるかな、というくらいですね、欠点は。
25g 860円/50g 1,620円/100g 2,500円
雲南紅茶 鳳慶
雲南省中西部、鳳慶県産の大葉種で作られた紅茶、いわゆる「滇紅」です。大葉種なのでじゅうぶんな大きさがあります。うっすらと金色のうぶ毛をまとった若い芽と濃い味わいを出す若葉が柔らかさと味わいを両立しています。焼き芋っぽくもあり、カラメルっぽくもあるこってりとした甘みが持ち味です。燻香やサロメ香がほとんどなく、酸味も感じられない飲みやすさが人気の秘密です。奇蘭と並び水出し人気が高い紅茶でもあります。渋みが出にくいので長めに出してよりこってりさせて楽しむのもアリです。
25g 1,000円/50g 2,000円
ファミマ 魯肉飯
330円
明日からしばしの留守番。籠城計画はしっかりと、ってね。