本日は6時に閉店致します。ご不自由をお掛けしますがご了承下さいませ。中国茶葉流通協会、という団体が烏龍茶の制茶大師を選びました、つうニュースリリースです。
他に緑茶、紅茶、黒茶、普洱茶等各分野でそれぞれこの制茶大師を選定していく、という事みたいです。相変わらず中国語よくわかんないんで雰囲気で適当に読んでますけど。
制茶大師というのはお茶作りの技能だけでなく知識や知見などの総合的な能力からそれにふあわしいと思われるお茶の人が選ばれるようですね。
リリースだけでは選定基準や誰が選んでいるのかがイマイチはっきりしませんが、7人という人数は随分思い切って絞ったなあ、という印象はあります。
選ばれた7人の大師=名人とそれぞれの所属(あるいは経営)する団体名です。こういう時、中国では50音順じゃなくて画数の少ない順に並べるみたいすね。
王艺生さんは安渓で鉄観音作りの名家である王家の12代目の伝承人。
刘远明 さんも同じく安渓の人。鉄観音作りの名人15人衆の一人だとか。続くお三方は武夷山から。
刘国英さんは「岩上の劉さん」。番頭も二度ほどお会いした事があります。「日本で岩茶を売る予定なんです」って話したら色んな事を教えてくれて、帰りにたくさん貴重な岩茶を持たせて下さいました。理論家で、ややとっつきにくい見た目に似合わずあったかい人です。
刘宝顺 さんは7人の中では日本では群を抜いて有名な方です。左能先生の「岩茶のちから」の劉宝順さんであり、岩茶房さんで劉さんの岩茶を飲んで岩茶を知った方もとても多くいらっしゃると思います。 劉宝順さんの功績や人となりはそれこそこんな番頭の駄文ではなく左能先生の著書で是非どうぞ。岩上の劉さんと劉宝順さんは会社つうか研究所がお隣同士だったと記憶しています。武夷山の空港近くの天心岩茶村なんで飛行機の窓からも見えました。今はどうなんすかね、最近武夷山すっかりご無沙汰なんで。
郑汝平 さんは泣く子も黙る武夷岩茶業の最大手「武夷星(WuYi Star)」の副社長。武夷星の岩茶の味を決める最高責任者さんです。武夷星、デカいんすよ、とにかく。武夷山の風景区、大紅袍の母樹に向かう手間にある品種ごとに整理された岩茶の植物園は武夷星さんのです。