
番頭のケータイが新しくなりました。
いまだにスマホをケータイ、って言っちゃうのもかなりなモンですが、新兵器がiPhone SEつうのも如何なものかとは思いますが。
世間様が8じゃXじゃ言うとる時にiPhone 5をSEに替えました、ってのは平成の次の元号が話題になっている最中に明治が大正になったつってるくらい、周回遅れ感がハンパないのですが。ぶきっちょなんで上手く使えないんすよ、おっきいサイズのケータイは。
ともあれ、せっかく新しいのが来ましたんで、以下の画像はコイツで撮ってみました。

三連休の中日、雨上がりのしっとりとした日曜の朝。小梅さんは少しだけ朝寝坊です。
While the lion sleeps... という事で番頭は開店準備をちょこちょこしながら一人お茶の時間です。
飲みたいお茶がある時の「いそいそ」でもなく、飲まなきゃいけないお茶がある時の「よっしゃ飲むか」でもないお茶。
「無」か「空」って感じの何も考えないお茶の時間というのは、実はこれはこれでものすごく贅沢ではあります。

選んだのは孟宋古樹。雲南の紅茶です。ブログのネタとかそういうのを一切考えず、目についた袋を手に取ったらこれでした。
あれ紅茶かよ?、久し振りに淹れるんで若干戸惑いましたが、まあ今日は「無」の日ですんでコレで。

いい加減ですまんのう。紅茶用の茶壺が茶座周りに見当たらなかったのでハリオさんの万能急須で。
孟宋、というのは地名です。雲南省南部、勐海茶区にある「江南六山」の一つ。ま、このへんはブログの中のどっかに書いた記憶がありますんで興味のある方はお手数ですが検索して探してみてください。
名茶山の、古樹の茶葉で作られた紅茶、という他にもう一つの特徴があります。この孟宋古樹紅茶は「晒青紅茶」という、普通の紅茶とは製法上ちょっと違った作り方をされてる、という点です。
「晒青」というのは烏龍茶の最初の工程の日光萎凋と同じです。晒青紅茶の場合は、いっちゃん最後のほうの乾燥というプロセスの所で、高温で一気に水分を抜くのではなく日に晒す事でやや低温でゆっくり乾燥を促します。いわば「半殺し」にしておいて、ちょとだけ「伸びしろ」を残しておく方法です。
経年による熟成が楽しい紅茶ですが、反面出来たての時はまだ青さが残っています。

この紅茶が何年経過したヤツなのか、調べればすぐ判る筈ですけど今朝はパス。そういうんじゃないんで。
ま、淹れてみればある程度わかんべえ、と思って早速淹れました。湯温は高め、グラグラでもいいくらいです。

待つ事しばし。茶葉の時にはちょっと若いかな、と見えましたが淹れてみたらなるほど紅茶です。
同じ雲南の紅茶でも鳳慶のような判りやすいこってりした甘みというより、落ち着いたほっとする紅茶です。程よいタンニンの渋みも少しだけ感じられるものの、全体にはクセが無くて飲みやすい紅茶です。深いところの味わいとか煎ごとの変化といった「真面目に」飲まないと表現できない部分は今日はカットです。
美味しい、だけで良しとします。

茶器を棚に並べたり床を拭いたりの「ながら飲み」ですんでやたら濃い煎もあったりしつつ30分ほどで今朝のお茶は終了。まだまだ出そうなんで茶葉はそのままで。後で小梅さんに淹れ直してもらおうと思います。

あれれ、小梅さんまだ来ないぞ。