
ハッピーマンデー!!番頭でございます。
「水沢腹堅」(さわみずこおりつめる)、大寒の次候です。24節気の暦の上ではもうすぐ春…まぢかよ?

寒い寒い冬の朝。ちょっとガツンと目を覚まして体を動かせるように、という事で強めの岩茶を選びました。
2008年の鉄羅漢。棚に並んだ事もなければ、この数年、もしかしたら5年以上飲んでいない岩茶かもしれません。

(左;大紅袍、右;水金亀)
武夷岩茶には「四大名叢」と呼ばれる品種があります。四天王、みたいなモンだとお考え下さい。古来より岩茶を代表する品種です。
大紅袍・水金亀・鉄羅漢・白鶏冠がこれに当たります。
現在では知名度や生産量などの要素を考えると大紅袍・肉桂・水仙が「ビッグ3」みたいな扱いで、特に肉桂と水仙が東西の正横綱と言っても異論は出ないとは思います。
が、伝統的な品種で「ザ・岩茶」と言えばやはりこの四大名叢である事に変わりはありません。

(左;鉄羅漢、右;白鶏冠)
どれも貴重なお茶ですが、大紅袍が圧倒的に入手がしやすく、次いで水金亀がだいぶ離れた2番手です。実際の生産量や流通量を調べた事はありませんが、経験則で白鶏冠はここ5年くらいはほとんど見かけません。画像の白鶏冠は2011年のもので、小梅茶荘もこの年以降は仕入れていません。
鉄羅漢に至っては「鉄羅漢を見たらブレンドと思え」つうくらいお目にかかる事の少ない稀少な岩茶です。そんな稀少なお茶が何で四大名叢なんだよ!とツッコみたくなりますが、確かに鉄羅漢はこれら4品種の中で見かける事が一番少ないように感じます。2008年の鉄羅漢は確か小梅さんが親しくしている広州芳村茶城に店を構えるパワーバイヤーが武夷山で買い付けたものを少し分けてもらった茶葉、だったと記憶しています。分けてもらったつうてもちゃんとお金は払う、小梅さん得意の「提灯買い」で手に入れたものです。

能書きはこんくらいにしてまずは飲んでみました。
底の方に残った茶葉なのでかなり細かく崩れがあるのと、製茶してから10年以上経つ茶葉なので雑味が出るかなあ、とちょっと心配でした。
飲んでみるとほんの僅かに水っぽさというか空気が入った感じはあるものの、しっかりとした焙煎と強めの発酵が時間の経過とともに柔らかくなったようなイメージです。
なにせもう何年も飲んでいない鉄羅漢なのでもともとの味を覚えていないのがアレですが。
四大名叢の中では一番味が強くてピリリとスパイシーです。好戦的というかなんというか…何せ「鉄」で「羅漢」すからねえ。
番頭の好きな系統のお茶です。棚に並んでいる岩茶だと上撰矮脚とか濃香肉桂が近いでしょうか。いやもっと強いなコレは。

煎は続きますが、滑らかな曲線というよりガクガクと階段状に味が変わっていくように感じられます。なのである程度煎を重ねたところで今朝はギブアップです。
何と言うか、最初の2,3煎がなまじガツンと印象が強いんで、「もうお腹いっぱい」の限界点がはっきりしているようです。

まだまだ出そうではありますが、今朝はここまで。貴重な茶葉なんで午後になったらまた続きを飲んでみようと思います。
四大名叢、と称されるにはそれだけの理由があるんだな、と再認識した今朝のお茶、でございましたとさ。