今日(21日)明日(22日/土曜)は11時より5時まで営業いたします。23日(日曜)と24日(月曜/祝)はお休みです。25日(火曜)から29日(土曜)までは11時から5時まで営業いたします。
家にいる時間が増えそうな今年の春。そろそろスギ花粉も飛び始めたようで、小梅さんは目のかゆみとショボショボに悩まされています。
おんもにはおんもの、おうちにはおうちの楽しみってのはございます。読書をしながら、テレビを見ながら…番頭にはさっぱりですがオンラインゲームなんかもハマると時間の経つのも忘れそうっすね。
そんなおうちの楽しい時間の傍らにはやっぱりお茶。出来れば何煎もお湯をつぎ足しつぎ足ししながら飲めるお手軽でお手頃なのがいいっすね。ま、ケースバイケースではありますけど。
おすすめは「人形町」。ハウスブレンドの岩茶…といっても適当に茶葉をブレンドしたお茶ではなく、試飲を繰り返しながらレシピをしっかり作り、ブレンドから焙煎まで小梅さんが丹精込めて作る、ある意味お値段とクオリティのバランスがとれていない岩茶です。
『○○岩のなにがし』とか『百年古樹の…』とかいったいわゆる血統書付きの岩茶は当たりを引けばそれはそれでとても美味しいのですが、その分玉石混淆だったりびっくりするくらいお高かったりします。岩茶ってのはそういうモンだろ、とか何かブレンドって胡散臭い、とか思われるかもしれません。
が、コーヒーや紅茶の「ブレンド」や日本茶の「合組」と同じように、中国茶にも「拼配」という異なる茶葉を2〜数種類混ぜ合わせて作る事は比較的よくあります。岩茶のブレンドは特にその分野が歴史もあり、知識や経験も必要とされます。代表的なものが大紅袍のブレンドで、厳密にはちゃんと定義づけや条件づけもされています。
小梅さんのブレンド「人形町」はとにかく美味しい岩茶を手頃に手軽に…というのを以て定義としています。そのため不定期ですがブレンドの配合や火入れの時間などが変わります。その時その時の美味しい配合、という味のハードルと開店以来変わらない25グラム500円というワンコインにこだわった価格のハードル。二つのハードルを下げないまま高くなる一方の茶葉の価格と対峙するのはかなり、つうか年々厳しくなっています。
いかんいかん、愚痴っぽくなってしもうた。
まあそうは言っても、人形町ブレンドをきっかけに岩茶のみならず中国茶って美味しいんだなって興味を持っていただければ、もっと言えばお茶を飲むのって楽しいんだなってのが認識していただければ作り甲斐もあろうってモンです。何の苦労もしていない番頭が気楽に言うのも何ですけど。
人形町、美味しいっすよ。ごくごく飲んでも、じっくり飲んでも。