本日(14日/金)・明日(15日/土)は10時より5時まで営業いたします。
16日(日曜)と17日(月曜)はお休みです。
18日(火曜)は10時から2時まで、19日(水曜)から22日(土曜)は10時より5時まで営業いたします。
盛夏。広い日本列島、気候も場所によりけりですが、人形町界隈は夏らしい暑い日が続くようです。
ふと昔の事を思い出しました。小梅茶荘が開店する前、確か前年まで営業されていた吉晁さん。ちょうど茶荘の並び、緑道の角にあったホテルです。。。でした。今はマンションになっていますが、何か佇まいが良い意味で「変わった」ホテルでした。
人形町界隈から馬喰町横山町の繊維問屋街、川向こうの菊川森下あたり、それと御徒町蔵前の「かちくら」界隈。観光地ではない、ライブリーな下町には昔の商人宿の流れを汲むホテルや旅館が点在していました。今でいうビジネスホテルですね。人形町界隈に全国チェーンのビジネスホテルが多いのはそのあたりの名残もあります。
茶荘の近くの伊東旅館さんは、今はインバウンドのゲストにも楽しんでもらえる「和式ドミトリー」みたいな面白いお宿にリノベートされました。こういった試みは大好きな人形町を、同じように大好きな町として海外からのお客さまの記憶にいつまでも残るので大歓迎です。
金曜の早朝に突然こんな事を思い出したのは偶然見つけた住庄ほてるさんのtwitterから。ええと、唐突なんで「住庄さんて?」ってのからちょっとお話すると、日本橋小舟町にあるホテルさんです。チェーンではない独立系ホテルです。金座通りからちょいと入った路地にあるんで静かな佇まいですが、ちょっと古めかしい(褒め言葉です)外観で、それゆえかえって目立っています。
帳場、と言ってもいいフロント、ちゃんとした和朝食も供するお食事処、そして手足を伸ばして一日の疲れを癒やせる湯殿。最近流行のドーミーインさんや星野リゾートの宿とは一味もふた味も違う趣きです。タイムスリップ…て書いちゃうと何かマイナスイメージを持たれちゃいそうですが、「昭和」っぽさがなんとも言えず楽しいです。
なんて書けるのは、泊まった事があるからです。大地震の後だったでしょうか、どうしても気になっていっぺん泊まってみたくて。まっすぐ家帰れよ、ってハナシですけど。
近所で飲んでからチェックインして入ったお風呂で一緒になったおっさんが「東京出張の時は必ずここ。ここが取れない時は出張をずらす」みたいな事を言っておりました。
ええと、長くなりました。住庄ほてるさん、このご時世なので色々と面白い試みをされているようです。医療関係の方向けに無料宿泊を提供したりもしていますが、「生ビールとラムネと焼き魚の夕べ」みたいな企画を始められたようです。くわしくは
住庄さんのツイートをご覧ください。宿泊しなくても楽しい、けど泊まったらもっと楽しい。ロイヤルパークさんもそうですが、人形町にはまだまだ「いっぽんどっこ」で根強く元気に営業されているお宿やお店さんがございます。そうそう、住庄さんの近くのホテルサイボーさんも独立系です。
…いいなあ、焼き魚&生B。