番頭でございます。
気持ちの良い春らしい日曜になりました。こんな日に限ってお休みかあ、と普段ならグチの一つも出る所です。ま、混み合うってのも今のご時世アレですし。
小梅さんは水だし製作と茶葉のお手入れ。ティーバッグ作りも袋詰めも、どちらもお客様がいついらっしゃるか判らない状況だとおいそれとは手がつけられません。茶葉のお手入れは湿度の高い日はやらないほうがベターです。で、どっちも捗るのが今日みたいな天気の良い店休日です。
お陰様でまだ本格的に暑くなる前から夏袋はご好評をいただいております。毎年買われるお客様の中には盛夏の頃にはもう3回転目とか、一年中冷蔵庫に常備しているので…という方も少なくありません。最早春夏秋冬袋、といっても過言ではなくなりつつあります。とはいえ、やはりピークはこれから9月の終わり頃にかけて、ですのでしばらくはこの自転車操業は続きそうです。
番頭はちょっとした問題に直面しています。頭痛の種であり、胸の痛む事この上無いのですが…
入り口横の黒竹が何者かにいたずらされ、せっかく生えてきた若い木や筍がごっそり折られてしまいました。
話題にするだけで心が痛むのですが、この2週間くらいの間に2回です。雨後の竹の子、だけあってそれでも次から次へと新しい竹は出てくるのですが、せっかく小梅さんが若い竹にも日が当たるようにと繁った枝や葉を剪定した直後の出来事なので、ご覧の通り現在は何とも寂しい状態になっています。
久松警察に電話をしたところ、すぐにお巡りさんが二人事情を聞きに来てくださったのですが、残念ながらこの手の防犯は自己防衛で何とか対策するしかしょうがないようです。
↑は本来あるべき毎年今時分の竹の状況です。ちょうど小梅さんがお茶の旅に出ている最中に新竹が出始め、竹の秋が来て枯れ葉の掃除に追われるのですが、今年はその手間はなさそうです、悲しいかな。
警察手帳に記録してお巡りさんが帰った後、さっそくウスキさんにメールをして泣きつきました。複数の仕事を同時進行で抱えてる多忙極まりない中、すぐに様子を見に来てくれて対策の提案をしてくれました。ウスキさんにしてみても、会心の作である木のプランターを荒らす不届き者は許し難い存在です。ウスキさんと松っちゃんにとっては「自分達の作品」ですので。
12年とちょっとの間、一度だけ重たいプランターごと道路に倒されていた事がありましたが、それ以外はこんな物騒な事は起こらない町だとちょっと油断してた番頭の甘さも反省しつつ、さっそくウスキさんに防犯カメラやスマホで簡単に遠隔監視出来るシステムをお願いしました。天網恢々。
北斗の水出しを飲みながらのんびりメールのお返事を書いたり帳場の書類をスキャナでスマホに取り込んだり。
今度の北斗は水で出しても持ち味の柔らかさは変わらず、おまけにちょっとさくらんぼに似た果実っぽさも感じられて何か好みです。
「上品な奇蘭」、いえ奇蘭が下品だとかそういう意味じゃなくてですね…ああ難しいなあこの手の味の表現は。
水出し絶賛発売中。夏袋だけじゃなくて、単品でもお買い求めいただけますんで是非是非。