
本日(11日/金曜)と明日(12日/土曜)は10時から5時まで営業いたします。13日(日曜)と14日(月曜)はお休みいたします。
15日(火曜)16日(水曜)18日(金曜)19日(土曜)は10時から5時まで、
17日(木曜)は10時から4時まで営業いたします。
楊琴さんの茶壺、漢鑵壺です。
以前にも入荷した事はあるのですが、ご案内する前に売れてしまいました。
楊琴さんの一連の作品の中でも人気の高い壺で、今回も何とか2個かすめとってきました。

約260mlとやや大ぶりで厚みのしっかりある重厚な造りです。紫泥ですが、普段200ml以下の定番の茶壺に使っている土とは少し違います。老紫泥の一種で、楊さんにとっては貴重な勝負土の一つです。

フォルムから釣り鐘、あるいは分銅のようなものを想起しそうですが、作品名の漢鑵というのは、どうやら昔の釣瓶あるいは吊るしのついた湯釜のような、水を汲む容器の事らしいです。金へんなのでたぶん青銅とか鉄で出来ていたんでしょうね、なんか重そうだなあ。蓋の持ち手の部分に紐なり棒を通して吊り下げて使ったんでしょう、多分。

こちらは老段泥を使った漢鑵壺。成る程こちらを見ると湯釜に近いですね。

蓮の花が一輪施されています。
滑らかでしっとりと吸い付くような肌合いが美しい茶壺です。テカテカした光沢はありませんが、かといってザラザラにマットでもなく。土が良いのは勿論、目(粒子の細かさの単位です)や焼き入れの温度・時間の塩梅が絶妙なのだと思います。歩留まり悪い、ってのも成る程納得です。
蓮花のお隣の漢字は七言絶句の一節でしょうか。
なになに、清風也有..軽狂意…なんじゃそりゃ。爽やかな風が無鉄砲?さっぱり判らん。

ちなみにこちらは前回音速で売れてしまった漢鑵壺。アパレルみたく春夏物と秋冬物があるんでしょうか。
楊さんに聞いてみましょ。

実用性重視。茶壺の容量や形状によって孔を使い分けていて、この漢鑵はシンプルな孔ではなく同様の土で作った網をかけています。
大ぶりな茶壺なので思い切って勢いよくお茶を出しきったほうが味が安定します。網かけてあるのは茶葉がお茶の孔からの出を邪魔しないようにする配慮です。


同じ紫泥で作った一連の作品群。いずれも凝ったデザインと細部まで丁寧に作った楊琴さんらしい茶壺です。コンテストに出品する勝負壺でもありながら、大きさや重さなど、実用性を大切にして作ったものばかりです。

茶荘の棚に並んでおります。
番頭は熟茶用に一つ下ろしたいなあ、と密かに狙っております。