
お茶は葉っぱだけではない、というお話です。

一枚目の画像のお茶は台湾・凍頂の茶枝。茎と、茎にくっついたまま千切れた葉、そして枝の混成軍です。基本的には商品として流通する事はなく、現地で消費されるいわば「凍頂のまかない茶」のようなお茶です。枝の部分はうま味がぎゅっと詰まってはいるのですが、しっかり発酵と焙煎をして中の水分が残らないように仕上げないと雑味と渋味の塊のようになっちまいます。
おいしけど下処理に手間がかかるというのは肉でいえば内臓やガラ、魚ならアラとかと同じですね。
この茶枝は葉を比賽に出す為に枝取りをした時に出たものなので、ハネ物と言えないほどしっかり作ってあります。
番頭はこの茶枝が大好物なので、小梅さんが冬茶の茶摘みに行く時に劉さんにお願いしておいてお土産にしてもらいます。

茶骨。これはプーアール茶を作る際に出る太めの枝です。番頭は見た事も飲んだ事もありません。美味しい、のかなあ。美味しければ鶏の脚(モミジ)だろうがなんだろうが食べる、食材に敬意を払って大切にする文化、ってのが判りますね。

こちらは茶頭。熟茶の製造工程で出るザ・ハネ物という感じのお茶です。発酵中に何回ひっくり返しても開かないままの頑固者の葉なので、茶枝や茶骨のような部位由来のハネ物ではありません。何か妙に珍重される傾向にあるらしく、お値段はそれなりにします。正直この値段なら普通に熟茶買えばよくね?とも思います。
カステラの端っことか素麺の折れたヤツとかブリカマとか、好きなんですよそういうの全般。