朝から吉原へ。
いやいや、違いますって。
ソッチの(どっちだ?)用事ではなく、吉原の中にある…
古巣へ。
今こうして見るとかつては険しく行く手をはばんでいるように思えた吹き抜けの階段もそれほどの事もなく。結局エレベータ使っといて言うのもナンですが。
野暮用中の野暮用。ごちゃまんと恩人のいる虎の穴へ。かなり辛かったりキツい日々を過ごしたのに、なぜか懐かしくもほっとする場所です。思い出補正ってやっぱ凄いな、って思います。脳天気なだけかもしれませんが、たぶん独りぼっちではなくて色んな人に支えられてたからです。
野暮用を終えて一息。けっこうな距離を歩いたんで杉林渓でさっぱりと。
もともと不器用なのでお茶を淹れる手元が多少覚束ないのも気にならなくなりました。
しみじみ。
かすかな渋みが甘みとなって喉の奥から戻ってくるのを楽しみながら最初はゆっくり、後はゴクゴクと飲んで行きます。
自分の顔の周りの空気がなんだか綺麗になっていくようなすがすがしさが気持ち良いです。
さて、もう一煎飲み終わったら作業にとりかかるとしましょうか。
小梅さんから言いつけられた本日のノルマはひたすら紙をカットして千枚を超える部材作り。カッティングマットをセットして刃を取り替えたら夕方までは内職仕事。厳密にはカッターもカッターの刃も左利き用つうのはあるんですが、これまたもともとぶきっちょな番頭にはあまり不便を感じる事がありません。器用な人はそれはそれで大変なんだろうなあ。
ちなみにスマホもほとんどのものが右利き有利にデザインされてるそうです。