
冬至。
一年で一番昼間が短い日、と番頭は認識しています。合ってます?
て事は明日から夏至までは長くなるいっぽう。右肩上がりの始まりの日だとも言えます。

中国の冬至は今年は昨日、21日でした。どういう仕組みになってるのか、例年は日中同じ日(21日か22日)なのが一日中国が早い年があるみたいです。前回が1988年、次は2025年だそうでかなり不規則に思えます。
ともあれ今年は昨日、中国の冬至は北の方では餃子を、南の方では湯円を作ってお祝いします。北=小麦粉 vs. 南=米(糯)という食文化がこういう伝統料理には色濃く残りますね。

小梅さんのような東北地方出身の人は冬至に限らず、何かあるたびに水餃子を作り、食べます。やれお正月だから、友人が来たから、特売で新鮮なエビが売ってたから、美味しいセロリをいただいたから…。
とはいえ旧正月と同様に冬至の水餃子はマストなようです。冬至がかつて中国の元日にあたる日だった事にも関係してるみたいですが。

日本では冬至といえばやはり「かぼちゃ」と「ゆず」がポピュラーですね。
ハロウィンに押され気味ではありますが、番頭世代にはかぼちゃといえばやはり冬至。井原西鶴の「とかく女の好むもの、芝居浄瑠璃芋蛸南瓜」つう、こんにちだと諸々アウトな炎上物件みたいな言葉もございます。いもくりなんきん、とも言うくらいで南瓜(なんきん)はご婦人方が好んで食される秋の味覚ですね。番頭はかぼちゃがたっぷり入ったほうとうが好物でございます。

南瓜にまつわる何かを、と画像フォルダと自分の記憶を引っかき回しましたが、生憎そのどちらからも↑の二つしか出てきませんでした。
最初の茶壺はそのものズバリで「南瓜壺」です。一目瞭然のフォルムと、把の根元から伸びる枝葉は伝統的な南瓜壺の約束事を踏襲しています。朱泥が映える美しい茶壺です。
もう一つは台湾のお茶請け。殻(って言うのか?)ごとの種を茶枝と一緒に塩炒りしてあります。けっこう塩が効いてますが茶葉も殻(頑張れば噛めます)もいっしょくたに食べ、やや渋みもしっかりとした発酵強めの凍頂烏龍茶なんかと合わせるとこれはもうシアワセです。

味付けしたヒマワリの種=香瓜子を始め、中国でも台湾でも種モノはお茶請けとしてはポピュラーです。
スタジアムでビール片手にフットボール観戦するアメリカ人に引けを取らないスピードと量でポリポリと。


もう一つ、冬至といえば「ゆず湯」。今日はあちこちの銭湯や温泉の湯船に黄色いアレがプカプカ良い香りを浮かべている事でしょう。
焼き魚にも鍋にも相性抜群ですが、柚子を始め柑橘は皮がお茶との相性が良いです。
紅茶に香りのエッセンスとして加えるのが一番ポピュラーでしょうか。番頭は熟茶を始めとする黒茶と親和性が高いと思います。美味しいんすよね、食べ終わったみかんの皮を外で干しておいたヤツ入れても。柚子もみかんも、お茶に入れる時は皮の表面のワックスを落として下され。50〜60℃くらいのお湯に浸けとけば落ちますんで。

6時半。一仕事片付けて外見たらようやく東の空が明るくなり始めたところでした。今日も師走らしいきりりと空気の澄んだ寒い一日になりそうです。