明日(28日/金曜)、明後日(29日/土曜)、明明後日(30日/日曜)はお休みいたします。
月曜(31日)から土曜(2月5日)は10時から5時まで営業いたします。
ご不自由をおかけ致しますが予めお承知置きくださいませ。
福袋騒ぎがようやく一段落する1月下旬。定宿(年に一度だけど)に一泊湯治に行くのが楽しみでした。何するでもなく、お蕎麦食べてお風呂入って昼寝しておいしいご飯たらふく食べて風呂入って寝て風呂入って。だらしない二日間でスイッチを切り替えるのが年中行事でしたが、今年はちょっとそうはいかないですね。去年もそうでしたけんど。
とはいえ、秋口からこのかた働きっぱなしの小梅さんの背中の単三電池4本を交換する3日間、ゆっくり休ませていただきます。やや光が弱くなった両目もこの際だからそろそろLEDに替えたいし。
お休みの言い訳だけではアレですんで、茶壺の画像を載っけておきます。
高六方という茶壺です。(画像右側)
画像フォルダの中、特にここ数年の画像にやたら出てくるのがこの茶壺です。
高六方の画像が多いのは、一つには写真映りが良い茶壺だという理由があります。「ばえる」ってんですか?アレです。特に逆サイドにどっしりとした形状の茶壺を並べると茶盤の上がビシっと締まった感じになるのです。六方壺の流れを汲んでるので曲面だけではなく平面があるのもコロコロした丸い茶壺とのコントラストが出来ますし。
もう一つの理由は、純粋に登板機会が多いからです。ヘビーローテーションで使うのはそれだけこの茶壺が使いやすいという事を意味します。
例えば紫砂の高六方は岩茶用なのですが、他にも岩茶用の茶壺がいくつもある中で番頭はまずこの高六方を先発に使います。自慢じゃないですが非常にぶきっちょで、しかも小梅さんがいない時にしか人前でお茶を淹れる事が無いんで、どうしても手の合う茶壺に頼りがちになるんです。えっへん。
もちろん楊さんの周さん親子のも、作る茶壺はどれをとっても重心距離や重心角などのバランスが良くて取り回しやすいものんばかりですが、特にこの高六方は使う茶葉も選ばないオールラウンダーです。↑の画像は左の倒把西施も同じく岩茶用ですが、先発は高六方です。
豆清砂の高六方は生茶用に使っています。茶葉の向き不向きは紫砂のものと同様に無いので、何のお茶に使っても良いっちゃ良いんですが、赤みが付きにくい無焙煎の茶葉のほうがのちのち赤みの無い艶やかな深緑色に育つので。もともと赤みの入った紫砂を岩茶に使うのは逆の理由です。
綺麗なんすよ、マット感の強い豆性砂が艶やかに育つと。
紫砂の高六方は豆清砂よりお値頃。「そろそろお気に入りのお茶用に良い茶壺を」といった方の『最初の一つ』に番頭がイチオシの茶壺です。
淹れやすいし育て甲斐もある茶壺だと思います。160mlというサイズも独り煎を重ねるにも良し、3〜4人様で楽しんでも不足はないという使い勝手の良さです。ちょっと褒めすぎかしら。
それにしてもぎっちょ仕様の茶盤の画像は高六方だらけ。
どんだけ依存してるんだ、オレ…。