イガイガ、イガイガイガ。ああノド痛え。
この時期になぜかノドが腫れる事がけっこうあって、今年はそうみたいです。
喉が痛い時には焙煎発酵ともにしっかり目の凍頂烏龍茶、番頭はそう決めております。アツアツで飲むので熱感は下がりませんが、何か喉の内側の繊毛がさっぱり綺麗になるような感じがして不快感がだいぶ収まります。繊毛用リンスインシャンプー、みたいな感じでしょうか。同じ凍頂でも清香型のものは少し喉に渋みの膜みたいなものがひっつく感じがするのでここは馥郁焙煎凍頂茶の一択です。岩茶やプーアール茶よりも焙煎の凍頂のほうがよりさっぱりすっきりするような感じです。番頭だけかもしんないですが。
ちょっと勿体ないかなとも思いましたが、これしか手元に見当たらなかったので半斤袋を開封しました。
今日は茶壺で淹れました。特に理由はありません。
まずは馥郁焙煎特有の甘香ばしい香りを吸い込みます。ゲホゲホッ、喉痛い時に湯気はやっぱむせます。やめときゃよかった。
蜜香のような甘い香りは詰まり気味の鼻でも十分に感じられます。香ばしさはあるものの火香とか焦げっぽさではなくスンと爽やかに澄んだ後味が残ります。しっかり発酵させてあるので焙煎を少し大人し目にしても青さや物足りなさは全く感じません。劉さんの生真面目な性格そのまんまの丁寧な製茶と火入れが一粒一粒に籠められているようなお茶です。
折角なので今年の春茶と飲み比べる事にしました。茶葉を見れば違いは瞭然。緑色が強く赤みがほぼ無いのが清香型の春茶。これは冬茶や金萓茶も同じです。香ばしさはなく、清々しい爽やかさがあるのがこちらのほう。
茶水の色もこれだけ違います。先に書いたように清香型の凍頂は何か喉にうっすら渋みの膜みたいなものが残って、本来それが回甘となって喉から口中に戻ってくるのですが、喉がこうもイガイガの時にはこの膜がちょっとしんどいです。
馥郁焙煎のお陰で喉は楽になりましたが、清香型まで飲んだモンでお腹がタップタプになりました。
仕上げに塩昆布を一つまみ加えて最後の1煎を飲みました。塩昆布や小粒の梅干し(小梅、とは書きにくいの)と焙煎のお茶は相性が良いです。生茶も合いますな。水分と一緒に塩分やアミノ酸も摂れるのと胃もたれ防止にもなるんでこれからの季節にはお勧めです。
ついでにのど飴も。
美味しくいただきました。やや水分過多な感は否めませんが。
少し夏風邪っぽいので葛根湯も。ついでにふくらはぎがちょっと怪しいので芍薬甘草湯。番頭は漢方バカなので何かあると漢方薬に頼ります。
これに桔梗湯があれば扁桃炎にもバッチリなんすけど…どこ行ったかなあ。
美味しくいただきました。これで喉良くならんかったらドクに診てもらいます。