一難去って… 番頭です。
祝先生んところから今年の岩茶のサンプルが届きました。多種多様の。
肉桂だけでも7〜8ロット。畑も違えば仕上げも違うんで同じ肉桂であってもそれぞれ違うお茶、くらいに考えておいたほうが良さそうです。
祝先生のとこのサンプルはたぶんムコ殿か息子さんのどちらかが送ってくれるものらしいんで、雲南から春燕さんが送ってくれるサンプルよりも表書きの文字がワイルド(オブラートに包んでいます)なので解読が必要なものは取りあえず置いておいて、今朝は間違い無いものを取り急ぎ3種類ほど飲んでみました。朝6時から何やってんだか。
まずはたくさんあるっぽい肉桂の一つ、はっきり何々の肉桂、って読めたヤツから。サンプルごとに量にかなりの差があるのでたくさんあるものから。
露払いのように番頭が直感的な第一印象を小梅さんに伝え、小梅さんがそれを添削するように自分の印象を重ねてきます。ずっと昔にはささやかなプライドが傷ついたりもしましたけど、今では何も感じません。
清香の肉桂です。今風の仕上げに近い感じです。「ちょっと頼りないですかねえ」と番頭。「いえ、味はしっかりしてます。軽やかなだけで足りなくはないです。」と小梅さん。肉桂らしい独特の甘みと、ちょっと桃っぽい味わいが残ります。そういや、ちょうど今日サントリーさんから「果茶 芳醇な白桃」という果汁入り加糖のペットウーロン茶が発売になってます。早朝5時のコンビニにはまだ並んでませんでしたが、後ほど探してきて飲み比べてみましょう。
たっぷり350ml x4煎。なるほどここまで飲むと小梅さんの言ってた「足りなく無い」が理解出来ます。煎を重ねても途中で極端に味がヘタる事なく、ゆるやかに減衰していきます。香りはさすがに4煎目では薄くなりますが、味はまだまだ絞れば出そうです。
ま、言うても印象試飲ですし、他のロットの肉桂とも飲み比べてみないとそうそう結論は出ません。一択ではなく二択、三択、あるいはゼロ択って事もありますが、そこいらへんは小梅さん次第です。
シンプルに美味しかったです。久々に出来たての肉桂を楽しみました。
他に2種類試飲しました。計3種類、それぞれかなりの量を飲んでしまい、久々にグロッキーです。とほほ。