ハッピーマ…あれ、今日月曜じゃないんすね。ラッキーウェンズデー番頭でっす。
朝からグングンと気温が上がるぽかぽか陽気、今朝は生茶の景邁を淹れます。
この景邁は2018年4月〜5月の制茶です。以前にも書きましたが孫ムスメが2018年3月生まれなので学年こそ違えほぼタメ年です。人並みなじいちゃんなので何かこの景邁には孫を見ているような妙な感覚があります。そっかキミも4月からぱんだ組さんだねぇ。
ちっさかった孫ムスメも今では「チャンネル登録してね」などと口走るようになりました。YouTube恐るべし。
景邁も5年という年月の中ですくすくと育ったようです。うぶ毛もだいぶ色が付いて輪郭がぎゅっと丸みを帯びて締まった印象です。抽象的ですが「葉っぱ」が「お茶の葉」に変化しているのを感じます。熟成という表現がもし不正確だとすれば成長、と言い換えても良いでしょう。
淹れました。5年前と較べると明らかに赤みが強くはなっていますが、半年前と比較するとそれほど変わらないように感じる黄の強いオレンジ色です。人間の子供と同じでしょっちゅう身近で見ている我が子より久しぶりに会った親戚の子の変わりように驚くんですね。それほど頻繁に飲んでるって事でもありますが。ともかく相変わらず綺麗な茶水色です。
出来たての頃には新築の木造家屋のような香りが、昨年には風通しのよい和室のような香りを感じました。今朝は南国の木陰のような派手ではない程々のエキゾチックさを少しまとったような香りを感じました。
少しとろみが出てきたように感じます。渋みはかなり長めの時間で出した時にようやく感じられるくらい。やや熟した柑橘の甘みとほのかな燻製っぽさ。薫香ではなく味わいがスモーキーというか、上手い事表現できませんが。
煎の持ちも申し分なし。南糯山や困鹿山と較べると少し往生際が良いというか後ろのほうでのもう一段の変化というのはあまり感じられません。ゆっくりと穏やかに淡くなっていきます。最後は思い切り長く茶葉を入れっぱなしにして渋みを出しました。最後のが冷めたヤツがまた美味しいんだ、これ。
たっぷり堪能しました。これで季節外れの風邪も全快でっす。