
イデデデェイ。
こらえ性のない左足がハリーベラフォンテのバナナボートを熱唱する開店前。
予行演習にお茶を淹れる事にしました。土曜日だかんね。

小梅さんは今朝も早くから岩茶村。
臼歯のような大王峰を望むニワトリ以外は静かな村です。初夏っぽい雲がなんかいい感じっすね。

自家用車がアップグレードしてる他には時が止まったような村の風景。
茶摘みの時期の喧噪が去ってひととき落ち着きを取り戻した村で小梅さんは焙煎作業を見守る日々です。

練習台っちゃなんですが、水仙を選びました。
焙煎している間に今日もお茶を飲んでるであろう小梅さんと同じものになればなあ、と。水仙か肉桂選んでおけばかなりの高確率で当たる筈ですんで。

ささっと短い時間で出したつもりなんですが、けっこう濃くでました。
高六方壺使うのは久し振りなので茶葉の量がちょっと多かったのかしら。

オーソドックスな水仙らしい穏やかな甘みと花香、当たりが柔らかい酸味が心地よいです。普段ガラスの急須を使う事が多くなっていますが、やはり紫砂の茶壺で淹れたほうがふくよかな味になります。ううむ、やっぱ茶壺は大事だなあ。

煎を重ねても美味しい水仙です。香りも味も徐々に薄くなっていきますが、ヘタるとか落ちるというのではなく、少しずつ落ち着きながら薄らいでいくこの変化は好ましいです。

飲み始めたところで小梅さんから送られてきた画像。
ハズレ、今朝は肉桂でした。2択つうかまったくの丁半博打なんだけどなあ。当たらんもんです。
祝先生とサシで飲んでるみたいです。て事はとっておきの肉桂の毛茶なのかしら。番頭でもわかるくらい見事な茶葉です。
ま、毛茶なんで羨ましくはないですけど。

高校ん時の同窓会のお知らせが来ました。今日びはライングループとか作ってそこでやりとりするんですね。
卒業40周年記念ですって。そっか高校出てからもうそんなになるのか。何事も成し遂げてない割に年はちゃんととったんすね。
なんて感慨にふけっていたら大学ん時の悪友が夫婦で茶荘に来てくれました。なんかそういう日なんでしょうか。ずいぶん久し振りです。あっちは今年、こっちは来年還暦。会わない間にお互いここが悪くなっただのこんな病気にかかってるだの。初老の近況報告は健康関連が多くなるんすね。