
今年の白瑞香と金牡丹です。出来たてほやほや。白瑞香は金曜日に雀舌と一緒にちょこっと飲みましたが、なにせ留守番最終日の夕方でヘロヘロになっていたのでイマイチ記憶が定かではありません。良い出来だなって事はうっすら覚えてますが、実質今日がお初みたいなもんです。金牡丹はまさにお初です。

武夷山で毛茶を飲んでいる所は画像で見ていたのですが、両方とも是非仕入れないといけないような在庫事情ではないんで優先順位はそれほど高くありません。どっちも値段が高いんで「予算考えてくださいよぅ」というのが番頭の本音です。

逆説的に言えば、それでも仕入れたのはそれだけ出来が良いから。在庫状況は当然小梅さんの頭の中にしっかり入ってますんで。
矮脚や黄玫瑰と同様に茶葉の出来ありきの小梅さんの優先順位が高かった2種類、って事になりますね。

さっそく飲んでみます。以下並んで写っている場合は左側が白瑞香、右が金牡丹です。

水色は白瑞香ほうが淡く、金牡丹はやや濃いです。茶葉の量や湯温、抽出時間等の条件は同じです。金牡丹のほうがやや発酵も強く焙煎も一段階強いようです。どちらにせよ焙煎は岩茶としては軽いほうです。

白瑞香から。
1煎目では最初に少しこってりとした乳香のようなとろみを感じます。すっきりと透明感のあるお茶なので初手のこの濃厚な香りにドキっとします。これは昨年の白瑞香にも共通しています。ふわぁと中心点から球状に広がっていくようなふくよかな味わい。控え目ですが物足りなさはありません。上撰北斗に似た芯の強い柔らかさを感じます。
雀舌にも少し似た香木系の香り。白瑞香の名前の通り沈丁花にも似た花香も心地よいのですが、こってりしている分雀舌よりちょっとだけ華美さもあります。

金牡丹は相変わらずちょっとエキゾチックです。姉妹である黄観音や金観音と比較するとキンモクセイの香りはやや大人しめです。キンモクセイ+クチナシという感じによりこってりトロピカルな香りなのですが、岩茶らしい厚みのある味わいが強い分華やかさが主張し過ぎません。華やかさと厚み、ケバいって書くとけなす事になっちゃいますが、輪郭のはっきりした香りです。
柑橘系を中心に桃やライチなどの色んな果物が混ざったようなフルーティな味わいも楽しめます。フルーツミックスであったりフルーツポンチであったり、そんな感じがする南国っぽさがあります。かすかな収斂味。本来ネガティブな要素である筈の渋みがちょっとだけ感じられて、それが妙に心地よいです。
煎を重ねてどうにか今日はここまで、にたどり着きました。
どっちも華やかで軽やかではありますが、それゆえいっぺんに飲むと少し疲れちゃいます。味とか香りとか、入ってくる情報の量が多いお茶なんでしょうね、きっと。

白瑞香と比較すると金牡丹のほうがちょっと掴みきれなかった感があります。
消化不良、もちょっと回数飲んでみないと偉そうな事書けないっすな。反省反省。