
新茶到来。
雲南から今年の鳳慶が届きました。箱の中の袋にギッチリ詰まった茶葉を早速検品しようとすると真っ黄色の金毫の粉がぶわぁっと舞ってきやがります。マスクとラテックスの手袋で完全防備してるないとエラい事になります。まあ、そんだけフレッシュだという事ですが。

今年の鳳慶も上々の出来だという事は事前に春燕さんから聞いてはいたものの、黒っぽい濃緑の茶葉と程よく混ざった金毫のコントラストは見ていて惚れ惚れします。まだ飲んでませんがきっと出来たての雲南紅茶らしい味わいに違いありません。毎年の事ながら鳳慶はいつも出来が安定しているので頼もしいです。

鳳慶の箱の一つの中に色んなお茶が入っていました。
通関で揉めがちなのであまりイレギュラーな物を同梱して欲しくないんすが、春燕さんが選んだお勧めの茶葉達ですんでありがたく頂戴します。
毎年仕入れるものすごい数と量の茶葉の中から小梅茶荘が欲しいであろうアイテムと価格帯のものを選り抜いてくれます。それを飲んだ上で「これのこうちょっと値段のこなれたヤツ」であるとか「こうちょいどっしりしたの」などリクエストし、再度サンプルを送ってもらったりしながら仕入れるお茶を決めます。有り難い事に春燕さんは長い付き合いの中で小梅さん(ひいては茶荘)の好みが大体判ってるので、それに昨今の現地のトレンドなどを加味してくれてます。


勐庫大雪山の紅茶と白茶。どちらも古樹の大らかな茶葉です。大雪山紅茶は一昨年に仕入れたものがとても出来が良かったので期待大です。
白茶は未知数ですが茶葉を見ただけでそのポテンシャルの高さがうかがえます。

こちらは革登大樹白茶。易武茶区の中の名山革登の産です。そこいらへんを掃いて集めた枯れ葉みたいです。どうやら今春摘んだものではなく、秋摘みの茶葉のようです。嵩が張る割に軽いんで淹れるのに四苦八苦しそうです。

こちらは生茶。易武銅菁河森林茶、とあります。銅菁河は易武の東南部に位置する所謂古寨の一つです。
細長く縒られた葉姿が美しく食指が動くのですが、お値段がちょっとびっくり高嶺の花です。

こちらは倚邦頭采。倚邦が易武、革登と同じく易武茶区に属するいわゆる古六大茶山の一つです。頭采=一番摘み、の早春茶です。

紅茶はそのままですが、白茶や生茶は基本的には緊圧して餅茶にします。なのでこのサンプルはまだ半製品なのですが、この時点で試飲して決まったら直ちに確保しないとまず間に合いません。大したモンでこちらが「コレ」と思う茶葉は他の顧客も同じ欲しいようで争奪戦になります。早い物勝ちな世界なのでゆっくり迷う時間など無いのです。
よりによってこのかき入れ時のGWに来んでも、ねえ。

今日明日はお客さまのお相手をしながら合間合間に試飲、という忙しいスケジュールになりそうです。
小梅さんの眉間に若干の皺が寄っている場合もあるかと思います。また、タイミングによっては試飲に付き合わされて人柱にされる運が良いのか悪いのか判らないお客さまもいらっしゃると思います。そこんとこよろしくお願いしときます。

これはたぶんサンプルじゃなくてちょっとした季節のご挨拶みたいなモンでしょうなあ。ありがたく頂戴せんと。
いっぺん試飲会もやりたいですねえ。商人ですんで扱わないお茶や選ばなかったお茶はあまり飲んでいただきたくは無いのですが、小梅さん飲ませたがりだからなあ…